あん、あん、餡
ほぼ日で「あんこの旅」など読んでいたら食べたくなったので久しぶりに作ってしまった。いや、もとよりお汁粉は食べたいと思っていたので、調達はしようと思っていたのだった。ただ、どうせなら小豆から作りますか、という気分になってしまったのだったと。
黒豆はもうずいぶんと長いこと自前で煮ている。10 年くらい前には金時豆とかいろいろ煮た時期があった。そして、数年前に小豆を煮て練って餡を作ったのだった。
はじめはもっと面倒なものかと思ったのだけれど、作り方そのものはそう面倒なものではない。もちろん、こし餡にするとなると漉す手間がいるのでその分簡単とはいかないけれど、どうせ上品な和菓子にするでもないとなれば、皮もあってよいし、多少ツブが残っていてもかまわないというつぶ餡方面になるので面倒は一気に減る。
そうとなれば圧力鍋の出番。あらかじめ一晩水につけておくのは当然としても、あとはたっぷりめの水を入れて圧力鍋でやや長め(10 分から 15 分くらいか)すれば十分柔らかくなって、指で簡単につぶれるようになる。あるいはもっと崩れた感じにしてしまってでもいい。
そのあとに小鍋かなにかに移して多少の水加減をして(出来上がりの固さ加減で)、砂糖をいれて焦げ付かないようにかき混ぜつつ練り上げればよいと。
基本としては実に単純。もちろん、それだけにプロの仕事はずっと繊細であろうし、丁寧でもあろうし、だからこそおいしいものができたりはするのだろうなと。
ただ、昨今はお菓子屋さんとても自前で餡を作ることは少なくて、製餡所から購入したり、より多くの場合は中国などからの輸入もの(あるいは、製造は中国でというもの)。
小豆の値段、砂糖の値段、調理にかかるガス代など考えても、どちらが安いと単純にはいえないだろうけれど、さほど高いというほどでもないと思うので、確実に安心して食べられるものを手作りしてみるというのも楽しいのではないかと。そういう楽しみが減ってしまうのはもったいない。
唯一問題があるとすれば、つい食べ過ぎてしまうことかもしれないのだよねえ。
どら焼きも好きですが、なんといっても温泉饅頭ですよ。はい。
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