サンタ
別にクリスチャンでないからクリスマスというイベントを楽しんでいけないというわけでもなく、というのが特に日本人には強いのか、本当なんだかよくわからなかったりはする。もっとも、理屈は抜きで、いろいろよい効果を生んでいることだってあるのだしという面も。
そんな時期になるとふと思い出すのが「ALEXANDRITE」。成田美名子の漫画だけれど、「CIPHER」の流れを汲む漫画。
2巻(当初のコミックスサイズ)ではクリスマスシーズンがやってくる。学生寮ではシークレットサンタがはじまる。参加者が名前を箱に入れておいてそこから一枚引く。その相手に内緒でプレゼントを贈る。ほほう、と思うが、つまりは半分くらいは恋愛の手段という側面も。主催者に好きな子の名前を伝えておいてそれを譲ってもらう。
まあ、実際にどうかはしらないし、作品中ではレヴァインがアンブローシアにプレゼントするという展開なので、それは必須なのだが。BGM に Je Te Veux など演奏してもらった日には、わかるなというほうが無理な話で。
とまあ、若いというのはそういう楽しみもあるなあと、思い出す。
もうひとつ。
子供がサンタあてに書いたという手紙がワゴンに載せられて街におかれている。それを大人が読んで、これはという手紙にはサンタになってボランティアでプレゼントを贈る。レヴァインが見ているとふと目にとまったのには、病気の子供の手紙。丈夫な体か、できなければ友達をくださいという。さすがに神様でなければ無理だなというと、ジェイクが「いや、友達ならなんとかなるかもしれない」と。
そうして同じ病気の子が紹介されて友達ができた。
クリスマスになると、ふと思い出すのだった。
![]() | Alexandrite (第1巻) (白泉社文庫) 成田 美名子 白泉社 2000-06 by G-Tools |
どうも今は文庫版しか基本、ないらしい。3巻までしか買ってなかったのだよねえ。さて。
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