100 分で相対論
「100 分で名著」という番組が E テレで放送されていて、はじめはなんなのかと思っていたが、25 分番組 4 回、合計 100 分である名著一冊をひもとこうという番組らしい。
今回相対論というのでちょっと気になっていたのだけれど、あいにくと放送時間が 23:00 からという時間。このごろはすっかり寝ている時間になっているので(映画とかで見ていることもあるにはあるけれど)、なんとなく見るという気にならない。もちろん録画機械がないのであとで見ようというわけにもいかない。
再放送が昼にあったと思っていたのに、今回はどうも番組表に見つからず、早朝とか深夜とかにあったので、あきらめていたら、昨日は昼にあった。ずっと昼にあったのだろうか? はたまたなにかの事情でやってなかったけれど昼に戻ってきたとか?
ともかく3回目ではあるけれど見てみたら、確かにこれはごくごくざっくりとした感じがある。いわば、あらすじで読む、といった感じ。
もっとも、相対論の肝の部分といったらポイントは絞られるだろうし、そういった意味でのつまりはおよそこういうことを言っているのだ、というところだけなら十分に読み解ける、というか解説できる時間かもしれない。アニメーションとかも多用しているので、理解しやすい感じもあるし。
今回だけで時間が縮まる、光速は超えられないので、光速に近づくと加速しづらくなる。それはエネルギーが質量に変わるから。質量に変化するのはなにも光速に近づくからではなくて、一般的なところでもあるのだけれど、量的にごくわずかなので認識できるものではないので、日常生活レベルでは速度の足し算とかが単純になる。高速に近いと厳密な計算でないとおかしな話になる。
などなど。計算例もいれたりして、なるほどねとわかりやすい。
かつて一体何冊読んだのだろうといういくつかの相対論本。大半はブルーバックスなのだけれど、そういえば電子書籍化の第一弾にも「相対論的宇宙論」があったりしたなあ。実に古い本であるな。これを機会に再読してみましょうか。このところ献本にも外れているし。
次回は最終回で、一般相対性理論。空間の歪みとかブラックホールとか。どんな解説になるのだろうなあ。(いや、本放送はすでに終わったのか。再放送を忘れないようにしないと)
新装版が出ていたとは!
![]() | 新装版 相対論的宇宙論―ブラックホール・宇宙・超宇宙 (ブルーバックス) 佐藤 文隆 松田 卓也 講談社 2003-11-19 by G-Tools |
このテキストを 100 分で理解するということでもよいのか?
![]() | アインシュタイン『相対性理論』 2012年11月 (100分 de 名著) 佐藤 勝彦 NHK出版 2012-10-25 by G-Tools |
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