鍵は金庫の中?(インストールパスの話の続き)
ちょうどパッチリリースの発表があったのもあって、arton さんがひとまず手作業で組み込んでくださったので試してみた。もちろんパッチリリースをパッケージにしてくださったので、アップデートという意味もあるけれど。
結果、見事に 1.9.3 のインストールパスを拾ってきてくれた。おー、すごい。
ところが、ふと思ったら重大なことを忘れていたことに気づいたのだった。その Ruby スクリプトを動かすためには、Ruby のインストールパスが必要だったりする。なんだか「鍵は金庫の中」みたいな話だ。
基本的にパスが通っているのならば、そもそもインストールパスを知る必要すらないだろうし、あえて知ろうとしているのは、パスを通さないと使えないからということで、それを知るためにパス設定が必要になると、これは堂々巡りだなあと。
他の Windows 用パッケージはどうかはわからないけれど、arton さんが作ってくださっているものは、それぞれのバージョンのコンソールバッチに、それぞれのパス指定が設定されているので、コンソールを開いた時点でそのバージョンを正しく使えるようになる(と理解している)。
ゆえに、複数バージョンの混在が簡単に管理できるというメリット。2.0.0 用のコンソールを開いて 1.9.3 が実行されるということは基本的にはない。
ということを踏まえて、デイジー図書作成用のコンソールを作らせるようにバッチファイルを書いていて、個々のコマンドなどのバッチも生成するようにしているのだけれど、ここで Ruby のインストール先を知ってパスを通したいと思っていたのだった。
しかし、そのためにはまず Ruby スクリプトを実行する必要があって、そのためにはパスを通さなくてはならず、という矛盾が(笑)。
まあ、結論としては自分で使っているだけなのでバージョン決め打ちでも構わないのだけれど、一応不慣れな人が使うことを想定しておけたらよいなあとは思ったので作ったのだった。しかし、これではちょっと厳しいなと。
いや、Ruby でなくて知る方法があればよいってことなのかもしれないけれど。
素直に諦めて 1.9 もしくは 2.0 あたりを設定しておくようにしてというところなのかもしれないなあ。
ことによると無駄なお手間をかけてしまったかもしれません、ごめんなさい、arton さん。
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