高橋製作所
なんだかテレビのことばかり書いているようなとは思うけれど、まあ、つらつらと勝手に書いているのだしと開き直って。
「がっちりマンデー」では埼玉県のすごい会社を紹介していた。関東一円のラーメン屋に提供している麺は、実は埼玉の製麺所で作られているとかは、「もう東京ラーメンとかじゃないじゃないか」というのも、まあ肯けないわけでもない。
そんな中で高橋製作所がでてきて、おお! と思ったのは天文ファンくらいだったのでは。天体望遠鏡で高橋製を持っているというだけでも、かなりステータスがあがったものだ。
価格も確かにいささか高めではあるものの、その品質の高さ、信頼の篤さからいって、余裕があればタカハシを買いたいと多くの人が思った時代は確かにあった。最近の事情は知らないので分からないけれど。
フローライトを先んじて使ってみたり、アポクロマートの品質の高さとか。短焦点の明るい屈折を出していたこともなかなか嬉しかった。ただ、その分値段が。ということで、自作してしまったわけではあるけれど。
現在でも特異な対物レンズの配置方法を頑なに守っているらしく、社長はそんなことをしていたら研究開発費がえらいことになるからなあと二の足を踏んでいたら、「タカハシがやらないなら退職して自分で会社を興します!」と技術者に言われて、渋々承知せざるを得なかったらしい。
そして、未だに望遠鏡関連だけでちゃんと企業が継続していられる。
手軽な普及品としてのビクセンも悪くはないけれど(高級機種もないわけではない)、やはりタカハシの望遠鏡にはいまだにあこがれがあるなあ、と懐かしく思い出したのだった。
| 固定リンク
コメント