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ncc:files の続き

 ncc:files でもう少し。

 図書リンクを見ていたら富山大学などがあったので見ると、製作方法の PDF など置かれているので見てみた。 そこからわかってきたのは SigtunaDAR というソフトは、つまり Digital Audio Recorder ということで朗読音声録音のためのソフトウェアというのが基本らしいと。

 そのためにテキストに関わる部分は持っておらず、html 化するためには別のソフト(というか Word 用のアドオンらしい)を紹介されていた。 さもなくばエディタなどを使って手書きするということになるようだ。

 その html ファイルを表示させつつ録音して、それを一緒にして図書にするまではできるようで、そこでメタ情報を編集できるようになっている。 というか基本的なメタ情報はそこで入力、修正するということなのかもしれない。

 ただ、書名であるとか、著者名であるとか、出版社であるとか、そうした情報は入力編集しないとわからないので当然として、先の図書を構成するファイル数といったものなどはユーザーが勝手に変更できてしまっては本来いけないデータではないのかなとは思う。 システム側で生成時にチェックしてセットするのが正しいのではないかなと。 図書の作成年月日なども、特に事情がなければそうしたシステム側にまかせたもので構わないと思う。

 でなければ、なんのためにそのデータがあるのかということになってしまうわけで、実際 DAISY Pipeline でのバリデーションではチェックしていればエラーになるはずの図書でもエラーを出さないので、チェック対象になっていないのかもしれない。

 ちなみにバリデーション結果としては「バースデーケーキができたよ!」は見事にいろいろとエラーがでてきた。 end tag が見つからないとかもろもろで、REXML でも同じエラーがでてしまったので処理を進めることができない。やむなく html を手作業で修正しなくてはならない。

 AMIS のほうではそのあたりゆるく作っているのか再生そのものはできているのだけれど。厳密に作った再生ソフトや機器では再生できないという可能性もあるのではなかろうかと。 さらに ncc:files と実際のファイル数との違いも大きいし、目次のつけかたもあとから取ってつけたという統一性のなさはちょっと残念すぎるようにも思ってしまう。

 それともそのくらい製作ソフト環境が不十分であるということの表れなのだろうか?

 せっかくなのでもう少し他の図書についても確認してみる予定。

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