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ふたつの血の物語

 「BLOOD-C」 が映画化されてということでか、「BLOOD+」の全話が配信されたので見たのだった。 本放送では途中から見ていた。 どういうきっかけで見始めたのかはもう覚えていないのだけれど、たまたまということだったようには思う。 で、なかなか面白そうだねえと。

 吸血鬼を少し異なる感じにアレンジしてみたというところなのかと思うのだけれど、日本刀的なものを持って暴れまわる少女というのが、あるいは映像化したかったというのがそもそもなのかもしれない。 さながら「マクロス」での歌謡曲と戦闘シーンの融合を描きたかったというのにも似て。

 人がその血を摂取すると怪物になってしまったり、簡単には死なない体を手に入れられる。 歳をとることもなくお腹が空くこともない。 超人的な運動能力を持つようにもなる。 双子として生まれる女の子のそれぞれの血は相手を死にいたらしめる。 けれど必ず女の子の双子がいつも生まれる。

 ひとりは幽閉され、実験動物のように扱われ、人としての愛情などないままに育ち、暗黒面に染まっていく。 彼女を守るために存在する者どもが、やがてその血を利用して世界に恐怖を広げようと画策していく。 阻止するには双子のもうひとりの女の子の血が必要であると。

 まあ、そうしたことも物語のなかで次第にあきらかになっていくし、そのための戦いの物語なのだけれど、なかなかうまく見せてくれるなあと。 序盤はやややりすぎ感もあって、そこまで引きずらなくてもよかろう、などとも思ったけれど。 全体としては、なかなか楽しめた物語。

 結局本放送時には 25 話くらいから見ていたようだった。 ということで、前半がようやくわかったし、後半についても忘れているところが多く(あるいは見てなかった)、ようやく全体を通してみることができてよかった。

 ちなみにテレビの「BLOOD-C」は短いのもあるけれど、今ひとつな感じは否めなかったなあ。 映画がどうかはまだ知らない。

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