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夏の終わりの蝉時雨

 暦のうえはともかくとして、実感的な夏というのは例年でいえばいい加減終わっているはずの時期。 さすがに盆も過ぎれば吹く風もどことなくひんやりとしてきて、夕立も真夏のそれは蒸し暑さを残すだけと、ある意味嫌われ勝ちであったものが、それなりにひんやりした空気を残すようになる季節が、本来の今であったような気がする。

 ところがどうも今年はいつまでも暑い。 昨年の今頃はすでに最高気温で真夏日になることもほとんどなく、比較的過ごしやすいようだった。

 加えていえば、今年の蝉はなんとなく少し遅めで、しかもあれもこれもみなこぞって鳴いているような気もする。 あまりの暑さだから、少し早くからと思ってしまうところなのに、なんとなくずいぶんと遅くなって降り注いできた感がある。

 昔だったらこの時分まで蝉がなくのは、本当にもう名残のやつくらいだったのではなかったろうかと。

 そう思うと今年の夏の異様さというのも肯けなくもない。 まあ、きっと毎年そんなことを思っているようにも思うわけではある。

 台風にしても例年よりは発生個数が多いように思う。 しかも、大きかったり強かったり。 来月のシーズンが気がかりではある。

 物思う秋、とは言うけれど、夏の終わりもまた、なんとも物悲しいものを含んでいるなあと。

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