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「蜘蛛の糸」

 教科書あたりで読んだのがはじめだったのか、とも思うものの、短いとはいえこの長さをはたして教科書で載せていたのだろうか、とも思うので、さて、どこで読んだのだろう。

 それにしても悪いお釈迦様だよ、と思ってしまうのは、まだ人間ができていないからかもしれない。 でも、なんだか節操がないようにも思うのだけれど。

 カンダタひとりを助けようと思ったのなら、他のものは上がってこれないようにくらいしてもよいだろうし、登りきれればよし、そうでなければ諦めなさいというのであればまだしも、そんな人を試すようなことは、とも。

 しかし、なんとものんびりした感じの物語の終わりであるなあ。 どうもこの時代のものはこうした傾向があちこちにあるような。

4480020829芥川龍之介全集〈2〉 (ちくま文庫)
芥川 龍之介
筑摩書房 1986-10

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コメント

権堂には「かんだた」というそば屋があります。
なかなか美味しい。
(大金持ち、俄か成金は、入店禁止の店です。私は堂々と入れるヽ(^。^)ノ)

投稿: 黒豆 | 2012.08.23 10:30

わたしも堂々と入れます!

#権堂だったのですねえ(^^;

投稿: ムムリク | 2012.08.23 11:32

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