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「ボディ・スナッチャーズ」

 何度か映画化されているのは知っていたけれど、実のところ 2007 年だったかの「インベージョン」がはじめて見たのだったかもしれない。 ということで、1993 年の「ボディ・スナッチャーズ」を見た。

 じわじわくる恐怖という点では同じようなとも言えるけれど、こちらのほうがさらにおぞましさもあって怖さが倍増しているように感じる。 謎の生命らしきものからのびてくる触手のようなミミズのようなものに全身を這い回られる感じがしてきて、ぞわぞわとしてきてしまう。

 誰がすでに入れ替わっていて、誰がそうでないのかを明確にしないようにしているものの、まあ、すぐにそれと分かってしまうとはいえ、そのあたりもそこそこうまく機能していてよい感じ。

 もっとも、なぜ主人公らが生き延びられたのかは謎すぎるわけではある。

 いや、それよりもなによりも、原作に忠実な映画化というのは存在しないのか、と。

 まあ、映画は別物というのはわかるのだけれど。 原作のあの良さがどうもでてこないのだよねえ。 といっても、もう原作の詳細を忘れてきている気がする。 近々、再読してみようかと。


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 盗まれた街という邦題は実にうまいと思う。

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