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とある技術の終焉の予感?

 カラーネガフィルムのスキャンをしていて思ったのだけれど、今ではこうしたフィルムを処理して焼付けするといった工程の職人(というかきちんと作業ができる人)というのは少なくなってきているのではないかと。

 というのも、ひとつにはデジタルカメラ全盛で、一眼カメラを含めてもフィルムを使っている人というのは格段に少なくなっているはず。 それに比例してフィルムの生産も減っているので単価があがっていてかつての 2 倍前後くらいになっている。

 デジタルではメディアを持ってきてもらって自分でプリントの指定までしてしまう場合も多く、はっきりいってカメラ屋では機械さえあれば店員はアルバイトでもなんでもよいし、つまり写真の技術や知識がなくてもまったく問題ない。(極論という意味で)

 結果、かつては職人技的な仕事で写真愛好家に支持されたような人がどんどんと職場を去るか、はたまた異動になって現場に詳しい人がいなくなる。

 なぜかというとフィルムにやたらと傷がついているからなのだった。 プリントには傷のあとはないのでプリント後に傷がついたことは明白。 カメラのほうに問題があって撮影の間についてしまった傷というわけではなさそうなのだ。

 ゆえに焼き増ししようと思うともう傷なしには戻れない。 さらにはなにやら粘着テープでもつけたのか、べっとりと残っているものもあった。 フィルムの扱いということにまったく神経が使われていないのではなかろうかと。

 で、想像するに、つまりはそうしたきちんとフィルムを扱うことができる人(経験者や意識を持った人)がいなくなってきているのではなかろうかと。 カメラ店ですら。

 いったんはデジタル一眼に移ったものの、またフィルムに戻ったという人も少なくないと聞くのに、一方の販売をつかさどる側はもうフィルムに戻れないような状況にあるいはなりつつあるのではないか、などと不安に思ってしまったりも。

 いや、実際のところデジタルであったらスキャンの面倒も時間もなくて楽ではあるのだ。 個々の撮影日時などもしっかり記録されるし、仮に GPS データとか連携していたら撮影場所まで記録できたりといろいろ便利だったりするのだから。

 とはいえ、音楽レコードと CD さらには MP3 音楽とではやっぱり微妙に違うからといったこともあるいはあるのだろうし、フィルムはフィルムでよいのだよなあという動きが途絶えていないことは確かなようなのではあるが。

 フィルムカメラというひとつの技術が終焉を迎えようとしているのかどうなのか、さて。


 カメラ店だと1500 円程度というが、さすがアマゾンだなあ。

B004U7JYW4FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 35mm 24枚 3本 135 SP400X-R 24EX 3SB
富士フイルム 2011-04-01

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