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 奇妙な長い鼻がいやで、この鼻さえなんとかなったらなあと思っている坊さん。 食事のときには板で鼻を持ち上げていてもらわなくてはならないとか、とかく生活が面倒。

 ようやくにして鼻を短くする方法を伝え聞いて実行すると見事に短くなって収まりもよい。 これはうれしいと日々を暮らすが、どうも周囲の目は以前にもまして奇妙である。 短くなって違和がなくなったはずの鼻なのに、却って含み笑いをもらしていたりする。

 そしてある朝目覚めると懐かしい感触。 鼻がまたもとのように長くなっていた。 あんなに嫌っていたはずの長い鼻なのに、なぜか元に戻ったことでホッとしている自分がいる。

 プチ整形。 なんですか、それ?

4101025010羅生門・鼻 (新潮文庫)
芥川 龍之介
新潮社 2005-10

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コメント

小さくするために確か茹でて弟子に踏んでもらうんでしたっけ。小学生の頃、なぜかそのシーンが好きで、そこばかり読んでいました。久しぶりに読み返したくなりました(^-^)

投稿: 小霞 | 2012.06.27 18:59

そうです、そうです。
毛穴からたくさん脂がでてくるという(^^;
恥ずかしながら今回はじめて読んだのですが、短編のよさがわかりますね。
もっとも何度も読み直していたので疲れましたけれど。

投稿: ムムリク | 2012.06.28 10:45

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