さらば海峡
羊蹄丸が解体されるとかニュースでやっている。 就航そのものはもうずっと前で終わっていてどこぞかで展示されていたらしい。 そんなあたりも正直知らずにいた。
青函連絡船がなくなって観光の呼び物的に復活したような話も聞いた覚えがあるものの、詳しいことはよく知らずにきたのだった。連絡船に乗ったのは二度だったか三度だったかくらいなのだけれど、多分羊蹄丸も乗っていたのではなかったかなあ、と遠い記憶。
ホームに下りて歩いていくとそのまま船に乗ってしまうことになり、4時間あまりだったかで対岸に到着。 船を下りるとまたホームに出て列車に乗る。 当然といえば当然のこの動きがなんとも新鮮だった。
フェリーなどと比べたら短時間にも関わらず食堂の便利がよくて、価格も高すぎることなく。 といって食べたのは海峡ラーメンくらいだったのだけれど、妙に記憶に残っていたりする。 (フェリーのほうは二時間ほどしか食堂が開いていなくて値段も高かった。 あらかじめ食料を買い込んでから乗船するのが賢いと、あとで教えてもらったものだった)
港の別れなどは絵になるもので、そうした風景がなくなるのは残念ではあるけれど(いや、とうに無くなっているわけではあるけれど)、体験し記憶に残ったそれは自分のなかにはとりあえず残るのだよなあと、ちょっと感慨深く。
北海道もずいぶんと訪ねていないな。
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