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頭をリセット

 [ 日本語入力を支える技術 振り返り、もしくは技術書を書きたい人へ - 射撃しつつ前転 ]

ReVIEWを使ってPDFを自動生成できるようにした。

テキストエディタで見るのとPDFで見るのでは文章を読んだ時の感じが違うので、頭をリセットして文を読める。

 これは感覚としてとてもよくわかる。テキストデイジー図書編集をしていてまずはエディタで確認をするのだけれど、一通りできたところで一度変換してみることにしている。それを AMIS であったらブラウザで表示させて読む。

 ひとつは段落がどのようになっているかがひと目でわかる。 青空文庫式のルビの表記は ReVIEW のそれよりもずっと読みやすいとはいえ、やはり多数でてくるようになるとちょっと疲れる。 さらには、ルビが抜けていたり正しい位置に適用されない(ルビ範囲前までを誤認してしまうことがある)などの確認がしやすい。

 手軽に確認なので多くはブラウザ(つまり IE なのだが)で確認しつつ、おかしなところを見つけたらエディタで当該箇所を修正するといった繰り返しを何度か行っている。

 特にルビはきちんと漢字の上に振ってくれるので通読しやすい。 すべての漢字にルビを振った場合には、その抜けをひと目で確認できる。

 それならばはなからブラウザを利用したエディタ(編集ツール)を使えばよいのではないか、とも言えるけれど、先の引用でいえばリセットされるということにこそ意味があるのではないかなと。

 つまり同じ環境でやっていては結局気づけないことがあるということではないかと。 その意味ではサクサクと使えるエディタで編集しておいて、確認の意味でブラウザで表示というのは悪くないのではないかな。 まあ、自画自賛というところではあるけれど。

 数式についてはどうしたものかと思っているけれど。 EPUB3 では Math があるのでよいのだろうけれど。

しかし、実際のところ、印税生活どころではない(そしてもちろんおごるどころの話ではない、君が遊んでた時にも俺は死んだような目をしながら執筆してたんだよ!)し、技術書というのは一般論として本当に売れないものなのだなということをあらためて実感させられている。

 実感が強く伝わってきます。 わたしもいつかは買います!

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