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「安くを全うするのが安全」ではない

 早くから騒がれすぎて当日になったらすっかり忘れてしまうのではないか、と思うくらいの今年の金環日食。盛んに観察めがねとかをニュースやワイドショーで取り上げたりもしているけれど、安全という点で本当に配慮がされているのかというとなかなか疑問なケースも多いような。

 先日地元ニュースのなかで取り上げていた映像には恐ろしいものがあった。塩尻星の会というところで子どもに観察めがねの手作り講座を開いたらしい。

 こうして使う分にはまだよいが、
2012eclipsglass01


 こういう事態は絶対に起こる。
2012eclipsglass02


 なにしろぺらぺらの紙を使って作っているのだから。子どもでなく、大人であってもこうした持ち方で直接太陽を見ることになる例は絶対にあるはず。どんなに注意しても。

 そんな方法を紹介するこの星の会というのはどれほど素人なのだろうか、などと思ってしまったりするのは厳しすぎるだろうか?

 後半に紹介されていた、元日本天文学会会員の塚本さんという方が紹介されていた投影法ならば、安全性も高いうえに、子どもの遊び心を誘うこともできる。

 二枚の厚紙を平行にして太陽光と直線上に置く。
2012eclipsglass03


 太陽側の厚紙に開けられた小さなたくさんの穴が、もう一枚の厚紙に投影される。
2012eclipsglass04

 肉眼で直接見たところで小さなものでしかないので、よく見えないやということでついはずしてしまいがち。同じ小さなものでも投影することで分かりやすくもなるし、なによりいろんな形に穴を開けておくことで投影される楽しさがある。

 地面にさす木漏れ日でも可能だけれど、間違って木漏れ日越しに直接見てしまう例もあるらしく、きちんと知られるためにはやはりあえて厚紙二枚を手に持ってというくらいのほうがよいのかもしれない。

 市販されているものでも単眼用のものもあったりして、これも危険だなと思ってしまう。しかもどこぞの天文台のようなところで行った講習会でそれを使っていたケースも映像で見たので、それもどうなのだろうかと。

 なにかと安全にたいして敏感になっている昨今にも関わらず、やはり本質的なところはまだまだ意識が足りないのだなと。

 せっかく見るのであれば、安全に楽しくということで。

#しかし、食の最大、07:30 頃というのはなんとも微妙な時間であるなあ。

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コメント

日食は何時から、何時までですか?
サングラスは使えませんか?

投稿: | 2012.05.02 13:58

日食は何時から、何時までですか?
サングラスは使えませんか?

投稿: | 2012.05.02 14:03

食のはじまりは 5 月 21 日の 06:20 頃から。
食の最大は 07:30 頃。
食のおわりは、09:00 頃です。
地域によって時間や食分は変わりますので、詳細については国立天文台のサイトなどでお調べください。
サングラスは使えません。

投稿: ムムリク | 2012.05.02 15:45

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