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高々の自分

 ふたたび NHK。だって受信料払っているし。

 木曜の夜に東日本大震災時の NHK の放送を検証する番組があった。津波警報などに伴う避難の呼びかけなどが十分だったのか、原発事故の放送はどうであったのか、被災者に必要な情報を伝えられたのかといった項目をあげていた。

 気象庁でも警報などの発表方法を見直していて、より避難に結びつくようなものにという点ではどちらも同じような見直しをしている。より切迫感のある表現にしようとしていたり。ただ、NHK 的には「避難してください」では弱いとはいえ、「避難しなさい」はやはり失礼ではないのかという判断があったのか、「避難すること」などというなんとも煮え切らない表現になってしまった。

 その分をアナウンサーの表現力(というよりは演技力というべきか)で懇願するような大き目の声でという形をとろうとしている様子。

 確かに危機が迫っているという実感にとぼしい感じは否めなかったかもしれない。加えて映像としてはまさに津波が押し寄せている様子が映っているものの、それは見れば分かるということもあってかあまり言及されなかったようにも記憶される。もちろん、多数の警報などの情報を繰り返すことなどに時間をとられ、ほかの事を言う時間が取りきれなかったということはあるかもしれない。

 とはいえ、たとえテレビであってもそこに映し出されていることを直接に言葉として伝えて現状をしっかりと認識させるということも、こうした事態では必要なのではないかなとも思った。港がすでに冠水しているような状況から非常に危険な状況が進行しているのだと訴えるといったこともあってよかったのではないかなと。

 被災者への支援情報などについては、誰しもそうだけれど自分のいるところに直接関わる情報がまず欲しい。ところがあまりに広範囲にわたっていたためにそれがなかなか出来なかったと。地域のラジオ局などとも連携してという動きがあったりはしたようで、今後はさらにそれを深めようということらしい。

 テレビがデジタル化した今であれば、そのひとつはサブチャンネルの活用というのもあるであろうし(映像としては半分ほどの解像度になるが、文字情報としてならさほど影響はない)、まさにデータ放送の運用を災害時には変更して運用するということもできるはず。

 このふたつを使うだけでも NHK のふたつのチャンネルで 4 つの映像チャンネルと 8 つのデータチャンネルを持つことになるのではないかなと。もちろん、単純にそうはいかないとは思うので実際には減るだろうけれど、ある程度地域の情報をのせる可能性はあるのでは。さらに、データ放送であれば随時確認することができるというメリットがあるわけで。

 もっとも、それらもすべては電気が使え、テレビなどが使えるということが大前提になってしまうわけではあるけれど。

 公共放送だからという理由もあるのだろうけれど、民放ではそうした検証をする・したという動きはいっさいない中で、今後にむけてよりよくしていかなければというところには納得できるものもあったかなと。まあ、できればもっと早い時間に誰もが見られるような時間帯であってほしかったかとは思うけれど。

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