文明史的見地?
たまたま読んでいる「情報の文明学」(梅棹忠夫)で、であった部分をちょっとメモ。
文字がなんのためにもちいられたかよりも、文明史的に重要なのは、それがなににかかれたかという点である。あるいは媒体の問題である。媒体次第で、文字の社会的役わりは一変するからである。(P.219)
紙に文字をかくことがはじまってから事情は一変した。情報は紙にかかれることによって、非時間的なものとなったのである。情報は紙という物質的媒体のかたちをとって、現にそこに存在するのである。文字と紙によって、情報は存在となった。(P.220)
さながらデジタル化された情報は非空間的なものとなった、ということかもしれないか。
ほぼナイトキャップみたいな読み方になっているので、なかなか進まないのが難点。まあ、ぼちぼちと。春も近いし。
![]() | 情報の文明学 (中公文庫) 梅棹 忠夫 中央公論新社 1999-04 by G-Tools |
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