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コイは水色

 この冬たまたまいただきものの鮭の半身があって、年末から正月にかけてなかなかに重宝したのだった。ところがこの頃になって冷凍庫に頭の部分だけ残っているのを発見。そういえば炊き込みご飯に使おうかなどと思っているうちにすっかり忘れてしまっていたのだった。

 ということで急遽焼いて食べてしまうことにしたのだけれど、この手の鮭には重大な問題がある。塩がキツイ。塩の結晶が浮いて見えているくらいなのだから相当なもの。少し塩抜きしてからにすればよかったのだけれど、うっかりそのまま焼いてしまった。ゆえに塩っぱい!

 もう舌やら唇やらがびりびりしてくるような塩辛さ。なにしろ普段は減塩生活しているので(別に高血圧というわけではないけれど)ことのほか塩辛さがキツイ。

 で、同時に作ったひじきの煮物や味噌汁、納豆などを食べるとどれも味がしなくて水っぽい。いずれも普段通りの味付け。納豆などは添付のたれをいつも半分しか使わずに、残りは小瓶にいれておいて他の調理に使うくらいなのだけれど、だからといって普段味がしないわけでもなくこれでちょうど良かったのだ。

 にも関わらず。まったく味がしない。水でも飲んでいるかのよう。これは怖い。

 よく漬物に醤油をかけて食べるとか、調理してあってもなんでもかんでも醤油やソースをかけて食べるというひとがあるけれど、そうした濃い味付けに偏ってしまった人というのはこういう感じだったのだなと。本来ならきちんと味がする分量でもまったく感じないようになってしまっている。これは怖いことだなあと。

 身近なところにも、寿司や刺身で小皿にたっぷりの醤油をいれて食べていて、気がつくともうそれがなくなっていてまた足している人というのがある。自分はほんのわずかを使うだけで十分なのだが、将来が心配だなあといつも思っている。

 故若月先生の苦労も今ではもう過去の話でしかないのかもしれない。

 ことほどさように減塩の取り組みというのは難しいのだろうなと、にわかに知ったのだった。

 ちなみに、減塩の一助としてジャガイモを食べるというのは有効なひとつではあろうなと。カリウム含有量は絶大なので。それで万事解決ではもちろんないけれど。


 一応、お約束ということで。

B0000084W3恋はみずいろ~ベスト25
ポール・モーリア
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント 1997-11-06

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