合成音声
最近の Windows には標準で合成音声の基本機能は組み込まれているようで、コントロールパネルから音声合成のところを見るとテストができる。ただ、言語音声としては Microsoft Sam という英語の男性の声しか用意されていない。で、追加で日本語音声もあるにはあるのだけれど、MS Office 2010 がないとインストールできない。
インストールするものとしてはプラットフォームというのと日本語のエンジンで、対応 OS としては Vista 以降なので Windows 7 では対応しているものの途中でインストールは終了してしまう。なにもいわずに。非対応となってしまった XP では当然無理。
デイジー図書の再生ソフトである AMIS でテキストデイジー図書の再生を試そうとしても、英語エンジンしかないので日本語を読み上げてくれない。MS 謹製が駄目ならば SAPI に準拠したほかの日本語エンジンがあれば、それで読み上げを確かめることができるのだけれど、なかなかフリーでというのが見つからない。
で、ドキュメントトーカPlusV2 がフリーというので入れてみる。AMIS の設定で TTS エンジンとして日本語音声を選択することができるようになり、再生させると確かに読み上げてくれる。もちろん、制約はあって読み上げの冒頭もしくは途中にエンジンの説明がはいる。よって実用にはもちろん向かないけれど、こんな感じに読み上げてはくれるのだなということを確かめるくらいには使える。
当然ながら、MS Office 2010 を持っていて、他の言語エンジンをインストールできる環境にあるならば、日本語エンジンを追加することで Office での読み上げだけでなく、こうした AMIS のような他の読み上げ対応ソフトでもその日本語エンジン( MS 謹製)で読み上げさせることはできるはず。SAPI 対応なので。
以前 Ruby 会議の LT あたりだったかで合成音声の関連を見たような記憶もあるのだけれど、それは音声でなくて音楽だったろうか?
いずれにしてもどうも Windows SAPI では壁が厚いようにも感じるので、Linux 方面を少し調べはじめてみたところ。
それはそうと、AMIS の「再生オプション」項目で飛ばし読み(スキッパブル)のチェックができるのだけれど、このチェックあべこべなのではなかろうかと。飛ばし読みをするには項目にチェックをと書かれていてデフォルトではすべてにチェックが入っているけれど、実際には読み上げてしまう。チェックをはずすと読み飛ばしてくれる。NCX での defaultStatus の値の如何を問わずに処理は同じだった。
さて?
| 固定リンク
コメント