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パッチワークな社会

 山田太一脚本、山崎努主演ということもあってドラマ「キルトの家 前編」を見たのだった。正直、ややしつこい台詞回しとか、そういう展開はまずないでしょとか、最近ではちょっと疎ましく思ってしまうところもなくはないのだけれど、そこはそういうものだと思っていると案外そのあとにある「なんだこれは」というところに出会えるのだったりする。

 で、どうやら一人暮らしの老人をどう社会として支えていくべきなのか、といったあたりがテーマなのかなと思うのだけれど、若い者にしろそうでないにしろ、できる人が手助けをというのはもちろんよいことだろうし、あるべきなのだろうけれど、それがお仕着せになってはいけないだろうし、まずは年齢とか性別とかではなくて、人としての付き合いがあってこそなんじゃないか、ということをきっと描こうとしているのかなあと思った前編。

 まあ、杏演じる女性が電池が終わっているとはいえ腕時計をしているのは、恐らく最近ではちょっとないだろうなあとは思ったりはする。

 キルトがつまりは答えのひとつということなのだろうな。若いふたりにもいろいろ秘めたことがあるようだけれど、あえてそれは直接的に描かない。そうして展開のなかですこしずつ明かされていくなかで、なかなかとんでもない事情を抱えたふたりだなあと思ったりするのも、次回の楽しみではある。くせのある老人たちにも。そして、余さん演じる自治会の副会長さんの役どころも。

 連続ドラマにはとんと興味がわかないこのごろでは、NHK のこの手のしっかりつくったドラマが楽しみのひとつになったなあ。まあ、「カーネーション」はつい見てしまっているのだけれど。まさか、こんな展開になるとは、とか。

 「キルトの家」。ちょっといいですよ。

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