「アウトロー」
昔の映画というのはシンプルでいいなあと思ってしまう。いい奴はいい奴だし、悪い奴は悪い奴だし。変にこねくりまわして複雑怪奇な物語ってこともあまりないので、実にすんなり物語りにはいっていける。それゆえに、それはちょっとでき過ぎと思ってしまうこともなくはないけれど。
妻子を連れ去られ、家を焼かれた復讐に立ち上がるけれど、仲間のリーダー格に裏切られてひとりで逃げ出し、復讐の機会を伺う。で、最後はなんだかめでたしめでたしになっておしまい。途中の紆余曲折もそれほど意味不明なものはないのだけれど、なぜそこでそれがというのはまあ予定調和ということで。
余談としてはソンドラ・ロックが男たちに襲われるシーン。衣服を剥ぎ取られてしまってお尻があらわになってしまうのは、本気でやってくれという演出だったのかしら。あまりにすごすぎて本人も正直怖かったり、とても恥ずかしかったりしたのではないかなあと、少し心配になるくらい。
近頃のあまりにゴテゴテした映画に疲れたときには、こういう映画も落ち着けていいのではないかなあなどとも。
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