「アメリ」
たぶん劇場公開時あたりにテレビで CM していたのであろうものを見たような記憶はあるのだった。さらにはなかなか評判はよかったらしいという記憶もあるのだった。ただ、なんとなく見ることなくきていた。でも、オドレイ・トトゥだし、やっぱり見てみなくちゃ。
ということで見た。空想癖の強い女の子。いや、そもそも父親とか家族がちょっと変だったから異様に箱入り娘状態で育てられてしまったということのほうが影響が大きいのかもしれない。そんな空想をまじえつつくどくない軽い感じのコメディなので、見ていて心地よい。どうもアメリカの好む異常にしつこいコメディは嫌いなのだ。
ただ、アメリ。ほとんど空き巣じゃないかというようなことまでしているのはどうなのだ、と思いつつ展開を楽しんでしまえるのでよしということにしよう。
非常に不思議な空気が流れている映画で、なんとも夢うつつみたいな時間を過ごしているとあとで気づく。最後はきっちりと幸せな結末が待っているというのもうれしい。やや直截すぎる表現もあったりするので、そのあたりは微妙に思う人もあるいはあるかもしれないけれど。
寒い冬のなか、少しだけ暖かくなれるかも。
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