「先鋒」
[ 最先鋒?(2011年11月30日::ときどきの雑記帖 ぴゅあ ] <名称が!
確かに「最先鋒」なる言葉は奇妙ではないかなあと。残念ながらまだネット界隈をはじめとして目にしたことはないのだけれど。
いわゆる剣道とかで順番をあらわす「先鋒」とかは、一番はじめの選手という意味なので、ここに「最」をつけて「もっともはじめの選手」というのはちょっと奇妙な感じがしてしまう。仮にこれが「最前線」だと、前線そのものは図面上の細い線というわけではなくて、実際にはある幅をもった言ってみれば前線面(気象での寒冷前線とか温暖前線みたいな)といったイメージがあるので、前線のなかでも特に際立って前方である、ということで意味はあるかと思うけれど。
もっとも、「急先鋒」という言葉もまたあって、これは先鋒とほぼ同じけれどもやや強い感じの意味とでも考えればよいか。あるいはこの「急先鋒」のつもりでなんとなく「最先鋒」と思ってしまっているのかもしれないか。
さいぜんせん【最前線】敵側に最も近い所にある陣地。[文脈により、積極的に何かを推進する最尖端の意にも用いられる。]
せんぽう【先鋒】
部隊の先頭に進むもの。先陣。[ある運動・主張を他より先に行う人の意にも用いられる。]きゅうせんぽう【急先鋒】
[攻撃・運動などの時に]勢いよく先頭に立って行動する・こと(人)。新明解国語辞典第四版
懐かしのドラマは「特捜最前線」。
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