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13F

 以前にも気になったもののあいにくと見る機会を失っていた映画「13F」をようやく見た。シンプルではあるけれど常道なくらいにうまくひねりをきかせているので、まずまず面白かった。

 リアルに構築したコンピュータ上の仮想世界。人々はそこでリアルなまでの生活をしている。そこに開発者がいわばジャックインしてそこで体験するのだが、その開発者が殺害されてしまう。疑いをもたれたのは同僚でもあり、会社の経営を継承することになる技術者。そのときの自分の記憶がないことから、本当に自分が殺してしまったのではないかと、仮想世界にはいることにする。

 そこで仮想世界のとある人物が、自分がいるのは仮想世界であり、自分は作られた電子データでしかないと知ってしまう。やがて、ジャックインしたその男が仮想世界で死亡したことから、リアル世界の体に電子データの人格が残されたままになり、さて、という展開。

 難を言えばタイトルの「13F」があまりうまく使われていないあたりかも。もう少しそこに謎な雰囲気とか、特別な意味をきちんと表現できていたら、また違った面白さがあったかもしれないかも。

 フィニイの「ふりだしに戻る」などを彷彿とさせる仮想世界の 1900 年代初頭の雰囲気もまたよい感じで。たいくつしのぎにはほどほどではないかと。

B0036FPR7W13F コレクターズ・エディション [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2010-03-19

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4042735010ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫)
ジャック・フィニイ著 福島 正実訳
角川書店 1991-10

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