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「挑戦」と「体験」

 たとえばニュースなどで子供が農作業をはじめて行うとか、あるいは旅番組やちょとしたそうしたコーナーで現地でなにかをやってみるといったとき、「りんご狩に挑戦します」とか、「稲刈りに挑戦です」とかいう場面が多くあって、どれを見ても挑戦といようりは体験でいいんじゃないかな、と思ったりする。

 小さな子供、幼児が行うことなどはまあ挑戦といってもよいのかと許容する気持ちもあるけれど、大の大人が「はじめてのりんご狩に挑戦します」とか言っているのはちょっとどうかと。挑戦ってそんなに軽いものだったのか。

 もちろんなにも命を掛けるような冒険をさしてというわけでもなく、もう少し挑むという場面で使うべきなのではないかなあと。体に麻痺が残ったような人が必死にリハビリをして、いよいよトライアスロンに臨もうとしている、などというのはまさに挑戦であって体験ではないと思うし。

 そうしたことがニュースとかで使われてしまうのはどうも嘆かわしく思ってしまうのだけれど。

 これもまた心の弱さの反映かしらん。

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