ドラマ「ラストマネー」最終回
思い出したように NHK ドラマ「ラストマネー」。放送が終了した。終りに近づいたら急激に人気が高まったようで、検索とかも活発だった様子。で、すっかり波も穏やかになったので。
案外あっさりと逮捕されるにいたって、最後の注目は取調べの続く中自殺してしまい、さて息子を受取人にした保険金はどうしてくれるのか、といったところに。そのあたりはまあ面白い展開かもなあと思いつつも、全体としてみたら物足りなさのようなものも。結局、あまりに悲惨な貧しい過去をもっていたから仕方ないことだったのだという印象ばかりをだしていて、なんとなく掘り下げ方が弱かったようにも。脚本家が折れてしまったのかなあとも。
まあ、そこからさらに話をひねるにはなかなか難しかったのかなあとは思いつつ。
結局当初社内的には保険金など払う必要はないといっていた専務が、逆にこれはいい宣伝になると支払いやむなしという方向で会見を開くという展開は悪くなかったけれど。ただ、そこで終わってしまったので物足りなさが。前半の感じから思うと、もう少しそのあたり突っ込んでくれたら面白かったかなあという。
まあ、本来保険業界をうんぬんするドラマ設定ではなかったわけなので、そればかりは仕方ないのかとは思うのですが。
全体としてなかなか面白く見たのだけれど、やはりややまとまりに欠けてしまった感は否めないかなあと。
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