「手紙」
人の生命にかかわるような罪をおかしてしまう人のなかで、罪の意識もなく行為を楽しむかのようにおかしていく人というのはそう多くはないのだと思いたい。多くの場合はそうしたかったわけではなく結果としてそうなってしまったというものであった場合、それでも罪は罪であって償いはしなければならない。けれど、それはその人自身だけにかかわるだけでなく、周辺のさまざまな人々にまで影響を及ぼしてしまうということにはなかなか思いが及ばない。後になってそれに気づいたとしても、それをまで償うことはなかなかに困難を伴う。
数年前にとある裁判で判決の言い渡しに際し、裁判官が異例ともいえる形で被告にさだまさしの歌を示したことがあったけれど、償うということも難しいし、許すということもまた難しい。
手紙とか文字とかの持つ意味であったり、不思議な温かさといったものをあらためて思わせる内容ではあったなあ。メールではこの感覚はあまり体験できないかもしれないとも思う。同じ文字ではあるのだけれど。そうした経験が薄れてしまった社会というのが、ある種の殺伐さを生んでいる背景にあるいはあるのかなあ。
昔は、よく手紙を書いたなあ、と。
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LP持っているけれど今ではプレイヤーがない・・・。
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