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とある電子処理手順書(ソフト)の設置設定(インストール)

 とあるプログラムを使わせてもらえる機会をいただいたので試してみた記録。まずはそのファイルの大きさに驚いた。「インストールには少々時間がかかります」とは言われていたものの、よもやそれほどのものとは思わなかったのだった。ダウンロードを始めてそのファイルサイズに唖然。1.1GB の ZIP ファイル。これはなかなか目にできない巨大さだ。

 プログラムというのでせいぜいがところ数百メガバイト程度と思っていたら単位が違う。この単位だと PC-BSD の肥大化しているインストール DVD メディアを思い出すところ。今は 3GB 程度あったのではなかったか。ダウンロードだけで ADSL 環境では二時間あまりはかかったはず。これが Ubuntu であれば基本は CD-ROM 一枚分くらいのファイルサイズだったはず。適宜あとからネットワーク経由でインストールができるのでありがたい。

 ということで 40 分あまりかかって無事ダウンロード完了。そして展開してインストール。MSI ファイルがあるので実行すると、.NET Framework4 が必要なので先にインストールするようにというメッセージ。今すぐインストールする? と尋ねてくるので「はい」と答えるとインストールが始まる。

 が、.NET 4 のインストールが完了すると静かになってしまった。ということであらためて MSI を実行。.NET Framework4 LangagePack が必要だという。これまた「今すぐインストールする?」というのでお願いする。(いや、本来言語パックだったら一緒にいれてくれたらいいのに、とか思いつつ)

 三度目の MSI 実行。SQL Server 2008 R2 が必要だからインストールしろ、という。「今すぐインストールする?」というのでお願いする。

 終わったので四度目の MSI 実行。が、SQL Server 2008 R2 を先にインストールしろ、という。いや、それは今入れたはずでは? しかしなんらかの事情で失敗したのかもしれないと、ひとまずはもう一度お願いする。終了する。

 五度目の MSI 実行。が、無常にも SQL Server 2008 R2 を先にインストールしろとのたまわれる。うーむ、何かがおかしい。

 ということで展開したファイルの中を見る。SQL Server 2008 R2 のインストールにはバッチファイルが利用されているようなので、直接インストールプログラムを実行してみることにした。すると、「Windows Installer 4.5 を先にインストールしろ」という。それか! バッチファイルではそのメッセージが出てこないのだった。

 ということで手動で Windows Installer 4.5 をインストールする。もちろん、これも展開した中に存在している。その後あらためてバッチファイルを実行すると今度は先ほどまでよりもずっと長くインストール作業が続いている。どうやら途中でキャンセルされていたのは確実。

 その後 Java Runtime のインストールや .NET Framework3.5 のインストールを経て(もはや鬱陶しいので手動で先にインストールした)、ようやくプログラム本体のインストール完了。確かに時間がかかった(笑)。

 もっともこれには当然理由があって、WindowsXP だったからというのと、たまたまクリーンインストールしなおしたものだったので(各種更新ファイル適用や SP などはあたっていたけれど)、それまでなら入っていた .NET3.5 などが入っていなかったからというのもある。

 プログラムの実行環境としては XP 以上なので、それを見越してそうした環境で必要になるかもしれないプログラムをひとつにパッケージしたので巨大な ZIP ファイルになったというのはわかった。ただ、残念なのはどうせなら必要なものを次々と「これもないから先に入れるよ」とインストールしてくれたら便利であったなあとは思ったのだった。というのも、このプログラムを使うことを想定しているユーザーは、それほど PC に詳しいわけではないユーザーが大半であろうし、なおかつ XP ユーザーも相当数いそうな感じはするから。

 ことに Windows Installer 4.5 の関わる SQL Server 2008 R2 のインストールはハマルだろうなと。付属のテキストファイルにもそこまでの説明はないし、仮に書かれていても想定されるユーザーがそれを読んでくれるかというと、それは難しいかもしれない。

 XP の延長サポートにしても 2014 年までなので、もはやそう気にすることでもないと思うとしたら、それはきっとそんな期限のことを理解し認知している一部のいわばパワーユーザーであって、一般家庭のユーザーなどは「なにそれ?」状態だと思われる。「WindowsUpdate って必要なんですか?」「Java とかいうのがアップデートできるって言っているけれど、したほうがいいですか?」というのは割りと普通なのではないかと思えば、2014 年以降も XP ユーザーが潜在的に多数いるであろうことは想像に難くないのではと。

 しかし、光回線が増えてきているとはいえ、1.1GB ものファイルを落とすというのはちょっと嫌な感じはあるかなとも。ネットワークのない会場とかで配布するのであれば、全部入りというのも必要であろうけれど、そもそもダウンロードできるということはネットワークにつながっているわけであるから、最小のものにしておいて、インストールの際に適宜ネットワークからインストールということができたらよいなあと。

 Windows7 などの環境であれば SQL Server 2008 R2 くらいしか必要ないかもしれないので、無駄なダウンロードをすることにもなるし。まあ、このあたりはいろいろ考え方や難しい面もあるのかもしれない。とはいえ、今後プログラムのアップデートが行われたときには、本体だけのパッケージというのも用意してくれないと、またぞろ 1GB オーバーのファイルを落とすなどという無駄をするようになってしまう。それは避けてほしいなと。

 まあ、「必要な○○が見つかりません」とかいってそのままインストールを終了してしまうよりは、はるかに親切なつくりともいえるのかもしれない。なかなかにインストールパッケージというのも難しいものだなとあらためて思った次第。


 閑話休題。

 ソフトウェアとかインストールとかはうまい日本語というのがないものだなあと。ハードウェアなら機器とか装置とかそれなりに納得できるものがあるのだけれど。無理やり造語してみたけれど、なんともしっくりしないなあ。

 で、つまりはこれを言いたかったのだという。

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