イレブンス・アワー
最近はどうかはよく知らないけれど、そもそもの韓国ドラマ人気のはじまりのときというのは、かつての日本のドラマを思わせるような世界観が再現されていたから中高年の女性に人気がでたのだと思っている。で、その頃にしろ最近にしろあまり韓国ドラマに興味がない。まあ、日本のドラマにもあまりひかれるものがないわけだけれど。
そんな中でたまたま見たアメリカの「イレブンス・アワー」というのがなかなかいい。イレブンス・アワーというのは「ぎりぎり」といった意味を持っているそうで、そうした極限的な状況下のミステリという位置づけで作られている。科学的な見地からの捜査が必要だったり、理解に苦しむような事件を科学の目で解き明かしていくというスタイル。
FBI の科学専門家が調査にやってくるのだが、頭脳明晰ではあるものの、いってみれば科学莫迦というところがあるので没頭すると周囲が見えなくなる。自身もさりながら、犯人に不用意に近づいたりして危険な目にあうこともあるからと護衛として捜査官がついている。という設定。
登場する科学アイデアがぶっとんでいたりするので、どこまで現実を踏まえているのかよくわからないところもあるのだけれど、なかなか楽しい。1話2話あたりはまだすっきりしない感じだったけれど、3話以降はスタイル的に落ち着いてきた感じで実にいい。1話あたりでは護衛のレイチェルのサービスカットがあったりしたけれど、そういうおせっかいなものを省いても十分にひきつける内容になってきた感じ。
配役もなかなかうまいなあという感じで物語にすっとはいっていけるのもいいなあ。「クローザー」といい、こうしたドラマをもっとテレビでやってくれればいいのにと思うよ。韓国ドラマばかりやらないで(笑)。
シーズン3あたりから「Thank you」がなくなってしまったのが残念。
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