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エディタのおもいで

 エディタといってしまうとなんとなくワープロは別物という雰囲気になってしまし、メモ帳とかはどうなのかとかあるものの、まあテキスト入力ツールとしてという枠内で考えるということにして。今はずっと秀丸エディタを使い続けているのだけれど、そこに確固たる理由があるというわけでもない。とりたてて不満があるというわけでもなく、シェアウェア代金も既に払ってしまってあるし、それ以降も変わらずに使い続けさせてくれているのでというところ。思えば Windows 3.1 時代から。なかなかに長い。

 ということでちょっとこれまでを振り返ってみたり。

 PC-88 時代は ROM または DISK-BASIC のフルスクリーンがエディタだった。エディタを使っているという感覚はなくて、すべてがエディタであり実行画面であるという非常にカオスなものだったなと今となっては思う。うっかりリターンキー押すとそこにあった余分なテキストがプログラムの一部として取り込まれてびっくりしたこともなんどか。

 PC-98 時代のはじめはなにかの付録にあったような簡易なエディタを使っていたはずで、その後噂に名高い Vz エディタを購入して使っていた。これは重宝してあれこれ書いたなあ。あの小さな DOS の画面でありながら二画面表示とかできて便利だったし。Windows になるまでは使い続けた。

 ここでなぜか CP/M80 時代がやってきて、ED で書いていたけれどやっぱり不便で途中から WordMaster を使った。これは便利。とはいってもマニュアルとかないままだったりだったので苦労したところもあったような。

 Windows 時代は先にも書いたように秀丸エディタを使っていると。ひところあれこれ試してみたこともあったのだけれど、次第になじんでしまったものを替える気にもならずそのまま。プログラマな人たちは emacs とか vim とかの Windows 版を使うかたも多いようだけれど、まあいいかと。プログラマではないし。

 DOS 時代から Windows 初期のころだとワープロとして MS ワークスが。機能はオフィスよりもずっとシンプルで軽快。とはいえ今でも一般家庭の使用ならワークス程度で十分じゃないかなとも思う。今となってはフリーなオフィスソフトもあるのでもはやなんともいえないけれど。

 諸般の事情でオフィスの 97 は持っているのでいまだに必要があればそれを使う。さすがにワークスはバーチャル環境くらいでしか動作しないのではないかな。メモ帳もほとんど使わない。

 あいまに PowerBook の時代が少しあって、雑誌付録かなにかにあったフリーの JEdit とかいうのを使っていた記憶が。とはいえ 3 年くらいで駄目になってしまったのでそれっきり。メインに使っていたというわけでもなかったので。

 Ubuntu や PC-BSD では標準で入っているエディタを使うくらいで(当然ながら emacs でも vi でもない)、こちらはあまりどうこうしようという気がない。

 考えてみるとプログラムを書くというよりも、純粋にテキストを書いていることのほうが多いからかもしれないかな。ちなみに DOS 時代に ctrl+; や ctrl+: で日付や時間を入力することが可能だったのだけれど、さすがに今はそういうことはないらしい。ただ、少なくとも Windows95 時代にはあったと思われる、メモ帳に .LOG と書いておいて保存するとタイムスタンプを自動で挿入してくれるという機能はいまだにあるらしい。

 すでに 15 年以上もそれが残っているというのがまたなんとも面白いなあと。涼さんのところを読んでそんなことを思い出したのだった。(長いぞ)


 思い出といったら、これだよね。

B000FUTZLK小指の思い出/恋のしずく/知らなかったの
伊東ゆかり
キングレコード 2006-08-09

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 あるいは。(早川じゃないんだ!)

4199050086おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)
梶尾 真治 鶴田 謙二
徳間書店 2000-09

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