ドラマ「ラストマネー」
珍しく、などというと失礼になるかもしれないけれど、たまたまご覧になってから気になっていると涼さんをして言わせている、NHK ドラマ「ラストマネー」。なんだか今週で終わりそうな勢いだったのに、見てみたら次週から「第二部に突入」とか出ている。で、そうだったなと思い出す。このドラマ、各回の保険金をめぐる物語はいわば刺身のつまのようなもので、本当の柱は高島令子演じる女性が次々と男を魅惑しては死に追いやっていったという事件をベースにしていたのだった。まあ、とりたてて美人というわけでもない女性というには、やや無理があるようには思うけれど。
ということで一人目が偽装自殺体として発見され、あらたな場所で生活を始めたというところで物語の第二幕がはじまるというのはしごく当然なのであった。次の獲物は彼かあ。
とまあ、そうはいってもこの主軸の話は全体としてのことで、正直ドラマとしての面白みの主体はやはり個々の生命保険事案にあるといってもいいのかもしれない。むしろそこが気になってつい見てしまうというのはある。保険というのは考えてみると奇妙なものなのだろうなと。そしてそれもまた商売であるがゆえに、いろいろあるという。特になにごともなくしていれば問題なく支払いが行われるということが大半なのかもしれないけれど、それだけにとどまらないものをはらんでいる、それが生命保険というやつなのだなあと思うと、つい気になってしまうドラマなのだよね。
さて、どういう結末を用意してくれているのかなと。
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