長野のおやき
NHK きょうの料理で郷土料理を紹介するということで長野のおやき、というのでつい見た。まあ長野の人がというわけではなく、生まれも育ちも東京ですという料理研究家という方がごく普通のお宅で教えてもらった方法をやや作りやすくして紹介していたので無理もないのだけれど、それがすべてと思われてしまってもなんだかなあと地元民としては思ってしまったりもした。
上田のお母さんに習ったのだという方法だったのだけれど、生地がややゆるかったけれど慣れない人には難しいので少し固めにしますといっていて、まずここが「そんな~」という部分。固くてはいけないのではなく、固いのもゆるいのも地域によって人によっていろいろなのになあと。根本的にいってしまったら、おそらく紹介されているような、あるいは比較的他県の人にもイメージのある長野のおやきというものは、北信地域に多いものなので、どうせならもう少し北の地域でもよかったのかなあなどとも。まあ、それは余談。
具材はまあなんでもなのだが、ナスといったら通常輪切りの丸ごとだよねえ、などとも。まあ、ナスのシギ焼き風にしてしまったのをいれてもそれはそれでおいしいけれど。
で、まずは焼きますといって、表面を焼いてから蒸しますと。これも焼くだけのものもあるし、蒸すだけのものもあるのですよね。焼くといってもほうろくで焼くものから小川のほうの灰焼きとかまでいろいろだし。
とまあ、なんとなくそういうものとだけ紹介されてしまうのはちょっと残念かなあなどとも思ってしまって。まあ、それはそれ、些細なことではありますが。
長野市内でならそれこそこれでもかというくらい店ごとにことなる製法のおやきがあって、楽しいのになあ。まあ、ここ数年東京に進出させるのだと息巻いて新しいおやきを開発するという動きが激しいのはなんだか違うのではと思っているけれど。実際その後動きを知らないし。変えてはいけないというわけではないし、変えるべきとも思わないが、足元が見えてないとやっぱり駄目なんじゃないかななどとは。
少なくとも長野駅前で買えるおやきがそのすべてではまったくないというのは確かなことなんだよね。
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コメント
こんにちは
父母の郷里(岐阜県郡上)に、「肉桂玉」という飴があります。これがものすごく辛いのです。でも、子どもの頃から親しんでいて、あの辛さを通り越さないとダメだと思っていたのですが。
三年ほど前に郡上へ行った時、その辛いのは売られていませんでした。黒飴系なども出来ていて、「これちゃうんやん」とか思ったものでした。
「もみじまんじゅう」も、バリエーションが色々ありますね。
投稿: 涼 | 2011.09.29 16:06
それはなんだか強烈そうですね(^^;
時代にそって新しいものを作っていくのもよいとは思うのですけれど、守っておくものもあるのだろうな、などと思ってしまうところもありますね。
ベースがあっての変化だという話を最近どこかで目にしたような。
投稿: ムムリク | 2011.09.29 17:03