いまだ過去の話ではない結核
[ 【結核罹患率】減少続くも未だ「中蔓延国」 : 薬事日報ウェブサイト ]
ただ、減少傾向は続いているものの、未だに年間2万3000人以上の結核患者が発生している。また、罹患率は、米国の4倍以上、カナダ、スウェーデンの3倍以上で、世界的に見ると日本は、「結核中蔓延国」になる。
10 年以上前に、まだニフティサーブの fworld があったころ。厚生労働省などのもろもろの情報を提供しているところがあって、そこでもいまだ結核は非常事態宣言が出されているのだと知った記憶が。なんとなくもはや過去の病という印象が世間的には強く(その頃も同様)、まさに他人事(ひとごと)としか思えないのが実情。
けれども、これほど多くの患者が発生しているという現実は、やはりきちんと理解しておかないといけないのだろうね。疑いを感じたら、本人、周囲を問わず診断を受けるように働きかけることは必要かも。同時に、結核という病についてきちんと理解しておくこともまた必要なのだろうね。でなければ、いたずらに患者にたいして恐れを抱くようになってしまう例は多いので。もちろん、それはどんな病においてもいえることではある。
まずは、過去のイメージを払拭し、その病の現状についてきちんと知るということは、患者であるなしを問わず大切なことなのじゃないかなと。
罹患率が最も高いのは、大阪の29・9で、長崎の23・3、東京の23・1と続く。罹患率が低いのは、長野の9・1、群馬の11・0、山形の11・2、宮城の11・3など。長野県は、都道府県罹患率で初めて10を下回り、最も高い大阪府に比べ、3・3倍以上の差があった。
都市部の人は特に気をつけましょうね。
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