メール便の便は不便の便?
#いや、ゴロはあまりよくないけれど、まあ、そういう気持ちなんです。
宅配業者などがメール便などという名称で、信書でない郵便の扱いをはじめたのはいつごろからだったろう。うまみがないということもあってか当初はヤマト運輸だけだったように思うけれど、今は佐川急便でもやっていたかと。ほかはよく知らない。
で、郵便受けに入らない大きさ・形の荷物の扱いというのが、受け取る側からすると面倒。当初のヤマトメール便では、そのまま専用のポリ袋にいれてドアノブなどに下げて完了としていたのだったが、恐らくは郵便法の関係で指摘されたのか、基本はそれをしなくなってしまった。再配達を依頼したときに、そうしてもよいかという了承をとってからというのはしてくれる。
そのあたりはまあ仕方ないかとも思う。これは郵便でも同じことではあるし。ただ、再配達のことを思うと、どうにも郵便に分がある。メール便ではその日の再配達は受け付けないし、翌日以降についても時間などの指定ができるわけではなく、基本的に「いつくるかわからないが、くるまで待っていなければならない」という状況に変化はないので。もちろん、先のように不在の場合に玄関先などにおいていってくださいという話にできるなら、必ずしもそうではないけれど、あくまで基本はそうなっているわけで。
それならいっそ郵便のほうが、宅配などと同様、依頼した時間によって扱いは異なるけれど、その日の再配達を希望することも可能であるし、翌日以降であっても午前・午後などといった時間帯を指定することができるので、受け取る側の負担は少ないんじゃなかろうかと。
いっそ、メール便と、それを使って荷物を発送する業者との間で、メール便で不在だった場合においてきてもよいというオプション選択ができるような取り組みをしてくれたら、受け取る側も便利なのだろうけれどねえ。無駄な再配達も減らせるし。
たとえばファンケルであれば(これは宅配荷物ではあるけれど)置き場所指定というのを独自にやっていて、配達業者(今は郵便になったけれど、かつては日通)との独自の契約なのだろうけれど、在・不在の別なく指定された場所においてくることで配達完了としている。メール便でそれができないというわけではないんじゃないかなあと。
以前に宅配のいろんなサービスで受け取りのためのサービスといっているのもあるが、結局それは受け取り側のメリットはあまりなくて、発送する側の利便性が優先されているんじゃないかなあ、といったことを書いたけれど、メール便もやはり同じ特徴を持ってしまっているんじゃないかなと、ふと思った。
まあ、宅配業者がやっているんだから同じ論理になるのは無理もないけれど、もう少し受け取る側の不便を解消する方向を考えてもらわないと、利用するのが嫌になるのはあるんじゃないかな。
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