「草食男子の落とし方」
物語としては普通に楽しめたのだけれど、この邦題はないなあと。主人公の男性は別に女性や恋愛に消極的なわけではなくて、むしろ積極的なほうだし。プレイボーイというわけではないけれど。
高校生時代に隣に座った女の子に手紙を渡したりしていたけれど、返事がなかったので駄目かと思っていた 20 年後、ちょっとした作家として名前が売れて母校で講演をすることになって帰省。卒業アルバムを見ていたらその彼女からの「電話して」というメッセージを見つけて電話しちゃうわけだし。
母校での打ち合わせでは、在校生の女子生徒からアプローチされてもそれなりにあしらいつつ、やや巻き込まれてしまったりはするけれど。
主人公が書いた小説という形で引き合いにだしながら、実際の物語を展開させていくところはそれなりに面白いし、まあまあかなとは思うのだけれど。いわゆる時代の空気を読みすぎて、奇妙なタイトルにしてしまったという感が。
せっかくウィノナ・ライダー出ているのになあ、などと思いつつ。
いい加減、目先の利益を追っただけのようなこうしたタイトルをつけるのはやめたほうがよいのではないかと。
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