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デジタル化のメリットを実感しないままに

 まもなくテレビの地上放送の完全デジタル化ということで、なにやら騒がしくなっているのだけれど、なんだか実際の放送そのものはデジタル化のメリットをどんどん失っていやしないかとも思ったりするのです。当初は画面がきれいになるとか、データ放送があって、いろんな情報や番組の情報も見られて便利ですよ、みたいなことを言っていたのだけれど、現実はどうなのか。

 テレビ局によってデータ放送の内容はまちまちなのではあるけれど、だいたいニュースや気象情報程度というのが多くて、なかにはお勧め番組の案内を画像で出すので重くていかんというのまで。さらに、詳しいことはネットにつないでねというのも多くて使えない。いや、まあ LAN ケーブルつないでないのはわたしですが、ある程度はネットなして完結して欲しい。

 視聴中の番組の情報にしてもないものが多く、たとえば映画でも日本テレビとテレビ朝日ではスタッフやキャスト、あらすじといった情報を提供してくれているのだが、フジテレビはいっさいなし。この役者さんの名前はなんというのだろうとか、この声は誰? というのがわからない(もちろんすべてわかるわけでは必ずしもないけれど)。ドラマとか情報番組とかでも、もう少し提供してもよさそうなのに進展する気配が見られない。

 NHK の「ためしてガッテン」では昨年度まではデータ放送で情報を流していたのに、今年度からなくなってインターネットを見てねと変わり、メリットが減った。テレビでインターネットしてどうするのかと。その間は番組見られないわけだし。画面が小さくはなるものの同一画面で両者を確認できたからよかったのではないかなあ。

 などなど正直デジタル化のメリットといっていたものが、あまり感じられないのが本音。双方向といっても、電話線か LAN ケーブルをつないでなければ駄目なわけで、そうした番組もほとんどない。いったいあの四色ボタンはなんのために存在しているのかなあ。いや、必要ないからもうなくして欲しいとは思うけれど、四色ボタン。

 サブチャンネルにしても有効に活用している例は少ないようだし。これを使えば基本的に番組延長ということはしなくてよいはずなのだけれど。まあ画質が落ちるので、録画したいというときにはその間の画質に不満をいわれる可能性は否定しないけれど。

 まもなく(というか実質的にはきょうあたりで)アナログ番組放送は終了するはずなのだけれど、デジタル化のメリットというのを本当に実感できる日はくるのかしらん。いや、そもそもそんなことを期待してはいけないのかもしれないけれど。あくまで国策でしかないのだからと。

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今年も黒豚の季節到来

 ふとみたら二年前から使用している黒豚蚊遣りスタイルの、アース電池でノーマット。今年もそろそろと出して組み立てて電源を入れてみたところ、薬剤のほうがないよとサインを示すので買い置きの詰め替えと交換した。90 日用とはいいつつも使用時間が短かったためか二年使えた。昨年しまうときにはまだ交換サインはでていなかったのだけれど、さすがにひと冬越したら駄目だった。ラップにはくるんでおいたのだけれど。

 ご他聞にもれず詰め替え用とか交換用とかのパーツのほうがやや割高感があるのは同じことで、それでもまあ自分の使い方では二年くらい使えるならよしというもの。幸いにして蚊に刺されることもあまりなくすんでいるし。

 この手のものはいざ交換サインがでてから買いにいけるかというと、必ずしもそううまくはいかないので買い置きしておくのが吉だよね。

 今年は電池もいらない、押すだけというのも出たらしいけれど。見ていてもなんとも愛らしいこの豚は案外いいですよ。


B000VYP72G電池でノーマット90日用つめかえ 2コパック
アース製薬 2007-07-17

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B0017LIZF8電池でノーマット 90日用 蚊とり黒ブタ
アース製薬 2008-03-24

by G-Tools


 実際のところまだ蚊の姿そのものはさほど見ないのだけれど、雨も暑さもあるのでそろそろ注意していないと。もちろん、交換したノーマットは分解して電池その他に分類。この電池まだ使えるだろうか? いや、使う場所などないのだけれど。

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育つまで耐えますか?

 電力不安と節電と暑さへの不安で、つる性の植物の苗などが売れているという話だった。で、朝顔とかゴーヤーとかを植えて緑のカーテンにするのだとはりきっている人も多いのかと思う。ただ、相手は生き物なのでこれを上手に育てるのは正直いって難しい面も。思うようには伸びてくれなかったりもするし、うまく育たないということだってある。にわかにはじめた人にはある種バクチにも似ているかもしれない。

 毎年作っているとか、詳しい人が身近にいるというのであればまだ心強いだろうけれど、そうでもなければ結局役にたたずに終わってしまう可能性もなくはない。まして、梅雨のさなかであっても真夏日が続いたりするような昨今では、実際に緑のカーテンとして役立ってくれるころでは遅いというのはあるんじゃなかろうかと。

 そう思えば同じ園芸ということでも”寒冷紗(かんれいしゃ)”であるとか”遮光ネット”などを利用したほうが、確実なんじゃないかとも思う。”すだれ”や”よしず”を利用するというのもあるけれど、すだれはまだしもよしずともなると大きいので扱いも大変だったり、しまうにも場所が問題だったりする。また、よくて二年くらい使えば傷んでしまって取り替える必要もある。

 もちろん遮光ネットの類だって傷むだろうけれど、そもそもがビニール系なので秋口にはとりはずしてしまっておけば、もう少し長持ちはするのではないかなと。現に二年目だけれど、まだまだなんの問題もない。直接雨にあたらないからというのもあるけれど。

 なにより軽いし扱いが楽。ある程度風が通るのもよい。緑のカーテンが完成するのは 8 月くらいになるわけで、それを思えばすぐに効果があるほうがよほど快適なんじゃないかとも。水遣りの必要すらない。即効性を考えるならおすすめだったりする。

 使っているのはこんなやつ。

B004XA9FZO遮光ネット 2m*4m 遮光率75% 黒
その他

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 ハトメ付ならとりつけに便利かもしれない。(なくても困るというほどではないけれど)

B000FMNM7Gクラーク ハトメ付遮光ネット 2×6m 遮光率70%
クラーク

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壊れゆくわたくし

 毎年夏ともなれば NHK は先の大戦にかかわるドキュメンタリーなど特集番組を放送しているのだけれど、沖縄戦をテーマとしてここのところいくつかの番組を放送されていて、これがなかなかに訴えかけてくる。先週は「昔、父は日本人を殺した」と題して沖縄戦海兵隊員の父を持つ作家の取材を追っていた。たまたま出会いがしらで目が合ってしまった相手を殺したという父親。ただ、それは15 才くらいの少年兵であったと。恐らくはそのときのものかと思われるいくつかの遺品を大切にしまっておいたのだけれど、死の床にあって息子である作家に当時の話をようやくしたのだとか。できればそれを遺族に返したいという思いで沖縄を訪れる。

 それとは別に、沖縄戦の実態とはどうであったのかを生存している元海兵隊員に取材をしていく。あのときの自分はどうかしていた。兵士であるとないとを問わず、人を殺すということになんの抵抗もなかったといったことを苦しそうな記憶のなかからようやく語っていたり。

 そして ETV 特集の「米軍カメラマンが見た沖縄戦百日間の真実」。国民へのアピールのためもあって貴重なカラーフィルムを使って戦場の記録を大量に残していた。一度に 12 秒しか撮影できず、終わるとまたねじをまいて撮影。その中には検閲によって公開をしないようにとされた多くの映像もあったということで、ある意味人道的に問題とされるのではないかという恐れもあったと。

 ここでもまた兵士たちが次第に戦闘行為に麻痺していき、精神的にある意味壊れていった様子ともいえるものが映しだされていたり。民家を焼き討ちしたりは、他の戦場でも往々にしてあったことではある。また日本兵が住民を盾にするかのようにしたという捉え方もある。とはいえ、カメラマンですら殺戮に麻痺していった過程が語られたりして背筋の寒くなる思いも。

 ただ、それは戦闘のさなかにあった当事者にとっては、ある意味避けられない変化だったのかもしれず、誰であろうとそうなる可能性を否定できないのかもしれない。精神を守るためにヒトがそうしているのかもしれない。

 無論、だから許されていいのだというわけでもないけれど、戦争のもつ負の側面をきちんと理解しなくてはいけないのだろうなと。

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商品券

 全国百貨店共通商品券というのがあるのだけれど、東京や大阪など大都市部であれば別だろうけれど、地方においてはもらってもあまりうれしくない。というのも利用できる百貨店がそもそもほとんどないからで。長野県であれば長野市の東急、松本市の井上しかない。かつては諏訪の丸光もあったけれど、今年で閉店した。

 使える店を見ても、地方の場合だと平均して県内にふたつほどというところではないかと。なにかのプレゼントとか景品として考えるときに、東京の論理で考えたら便利で高級感があってということかもしれないけれど、地方においては無用の長物といってもよいくらい。いっそクレジットカード会社の商品券のほうが、まだ利用価値があるのではないかと。

 せいぜいがところ金券ショップで換金するくらいではないかとも思うけれど、そうした店すらさほど多くないというのが実情で。住んでいる地域によっては本当に迷惑なことかもしれないなあ。本来設定された景品であれば別だけれど、なんらかの事情による代替品として設定するのは、やや迷惑なところもあるのではないかとも。まあ、もらうがわがあまり文句をつけるのもどうかとは思うけれど。どうせなら喜べるもののほうが、お互いいいというものではないかと。

 ふと、そんなことを思ったり。

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BECKいいよね、BECK

 ずいぶん前のコミックランキングには必ずといっていいほどはいっていた「BECK」。そのときはとくに関心もなかったのだった。へえーという程度で。映画になったというのは昨年もろもろで知ってはいたけれど、アニメが過去に放送されていたというのは知らなかった。まあ、地方だとそんなもの。

 たまたま GyaO! で配信されたので通して見たのだけれど(アニメ全26話)、これはいいなあ。まあ音楽の趣味もいろいろだから、合う合わないはあるだろうけれど、それはそれとして物語としてもなかなかよかった。中学生が? という思いはあるにしても。なんだか「いいね」と感じさせてくれるものがあるなあ。普通なんだけど、かっこいいとでも言うような。

 で、この先どうなるのだというところで終わってしまうので気になる。アニメでの楽曲は権利関係でほとんどの曲が使えずにあらたに作ったそうなので、そうした苦労を思うと続きはちょっとということもあるのかもしれないけれど。

 となるとやはりコミックでということか。34 巻というのはちょっと厳しい。買うということよりもおき場所的に。ここは漫画喫茶とかですかねえ。

B003P6NPYEBECK DVD-BOX
キングレコード 2010-08-25

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B002CZPG4QBECK 全34巻完結セット (KCデラックス)
ハロルド 作石
講談社 2010-01

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@niftyポイント終了というメールがきたのだが

 ニフティから「 @nifty ポイント終了のご案内」というメールが届いた。近いうちにそうなるのだろうなとは思っていたが、これはちょっとひどいのではないかな。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■@niftyポイント終了日について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 @niftyポイントの交換ならびに加算終了日については、以下のとおりです。

  ◆ポイント交換終了:2011年 5月31日(火)21:00
  ◆ポイント加算終了:2011年11月30日(水)24:00

 加算終了日はまだ先だが、交換終了日は先月末って、もう過ぎているではないの。事前の説明なんてなかったと思うのだけれど。まあ、実際のところほとんど利用の意味がないような状態にされていたので、だからどうというほどではないとはいえ、ニフティほどの大手が事前に説明できたはずの内容を説明せずに既にやりようのない連絡をするというのはどうなのかと。

 自動的に使用権(すなわち利用料金として差し引く)に適用するというのだけれど、やむをえない事情や緊急の事態とは思えないなかで、こういう通知は利用者の反感をますだけかと思うのだけれどなあ。

 これまでのサービス終了は事前通知がきちんとできていたというのに。なんだかがっかりだね。


追記:

 メールをよく見ていくと次のような部分に気づいた。

なお、@niftyポイントから使用権の添付を行うにあたり、集計処理の関係 上、2011年 5月31日をもってポイントの交換手続きを終了させていただきまし たので、何卒ご了承ください。

 とはいえ、付与そのものは 11 月まで続けるというのはなぜなのか。このタイミングでどうしても一度処理しなくてはならない理由はなんなのか。それがまったくわからない。そもそも、5 月末で止めるためには最悪でも 5/31 にその決定がなされたはずで( 6 月になってからでは既に新規の交換が発生してしまえば 5/31 付けでの処理ができなくなるので)、連絡メールが三週間も過ぎてからというのも遅すぎるような。

 どうしてもここで処理したいなら 11 月まで付与する意味がわからないし、なぜ 11 月なのかもわからない。有効期限を過ぎてしまうのでという配慮だと好意的に受け止めたとしても、それは今になって始まったことではないし、今までは失効するポイントのお知らせなどまったく通知したこともないのだから。今になってそんなことをいうのもおかしな話。

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メモ:パンドラの2

いったい自分たちは、何をしているのか。これは人類の存続をかけた宇宙戦争ではなかったのか。それなのに自分たちは、低次元の争いをくり返している。結束して共通の敵にあたるどころか、味方同士で足の引っ張りあいをはじめる始末だった。こんなことで、本当に敵と戦えるのか。(「パンドラ4」P.15)

 空想の世界でも現実の世界でも、さほど違いはないのだな。ということで最終4巻に入ったところ。

4150309108パンドラ4 (ハヤカワ文庫JA)
谷 甲州
早川書房 2007-12-07

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おじぎ

 近年気になることのひとつにお辞儀のしぐさというのがあって、テレビなどでも比較的若い世代にそういう傾向があるような気がしている。「おはようございます」とかいってお辞儀をするのだけれど、上体が前に倒されるものの顔は正面を向いたまま。つまり頭が下がるということがなく、顔が下を向くこともないという。まるでやくざやチンピラが相手を威圧しているかのような。

 あるいは、同様のケースで首を前に動かすようにしているものとか。頭の動きが上から下への回転運動ではなくて、後ろから前への前後運動になっているというのも。こちらはお辞儀というよりは、相槌といった感じで使われることが多いのかもしれないけれど。

 芸能人方面には特に多いようにも見えるし、比較的若い世代に多いようには見える。そのため一般の人でも若い世代では同様のお辞儀(相手をじっと見据えたまま上体を前に倒す)をする人が増えているのではないかと。やっぱりなんだか喧嘩を売っているかのようで、あまり気持ちよくないと思うのだけれど。

 これがたとえばプロレスだとかなにかの試合のようなもので使われているのであれば、まだわからないでもないのだけれど(一瞬のすきも見せないという緊張感をあらわす意味で)。日常のなかで使われても「嫌な感じ」にしか見えないと思うのだよね。

 とはいえお辞儀というものもきわめて日本的なものなのかもしれないので、言葉が変化していくようにやがて変わってしまうのかもしれないけれど。

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RA治療はあらたなステージにはいったか

 [ 【厚科審委員会】リウマチ・アレルギー対策で報告書‐寛解・自己管理可能な疾患に : 薬事日報ウェブサイト ]

報告書では、リウマチ疾患について、完全な予防法や根治的治療法は確立されていないが、早期からのメトトレキサート(MTX)の使用に加え、不応例に対して生物学的製剤を積極的に導入することで、関節破壊の完全な阻止を期待できる治療法が確立されつつあると指摘。

 多くの生物学的製剤の登場によって確実にそのイメージが変わってきたのは事実なのだけれど、まだまだ多くの人のなかにあるイメージは旧来のものをひきずっている可能性もあるので、もっと正しい知識と情報を広めていく必要というのはあるのだろうなと常々思う。ただ、問題は費用の面と患者の負担。どんな病気もそうだけれど、難しい病気であるほど新薬の研究開発にかかる費用がかさむのを回収するために、実用段階にはいっての費用の高さは歴然。病気を持った人にとっては、それをまかなう収入を得るのはほとんど不可能であるにも関わらず。

 福祉行政によってはそれらを支援できているところもあるけれど、適用がなかったりされなかったりという人もあって、有用な薬があるにも関わらず使うことができないという矛盾も生じてしまっているのも現実。このあたりをもっと手厚くしてもらえたらよいのだろうがなあ。

早期の薬物治療によって寛解導入に結びつけられるようになった実情を踏まえ、診療ガイドラインの改訂を行うと共に、その普及により、不均衡な地域の診療レベルを是正することが必要としている。

 昔なら恐ろしくて、なんだか恥ずかしいような印象を強くする病だったかもしれないけれど、いまやまったく異なったものになりつつあるので、恐れずに早期に治療を開始するのが一番。

 先日は投与間隔を長くする手法が試されているとの話もあったので、すべての薬剤においてそうなると点滴のための体の負担が柔らいでよいのだよね。

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数字のままのURL

 [ 長野県砂防情報ステーション ]

 長野県の広報誌に記載があって、目に留まったので確認したらやはりそうで、なぜなのだろうなあと。このアドレスが、

 http://133.105.11.45/index.html

 なぜ IP アドレスのままなのだろうと。ドメイン取得しないのはなぜ? (長野県のサイトはちゃんとあるわけだし)公共のサービスなのにと。で、ひとまず Whois してみたら、日本気象協会だとか。

 2002 年から運用しているようでもあるし、このままでよいのかしらん? 教えて詳しい人。(特にわたしが困るわけではないけれど、素朴な疑問)

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まもなく一年

 [ ワイヤレスマウスを使い出して半年:Just another Ruby porter ]

 M505 を使い始めて半年でまだまだ問題ないとのこと。わたしの M505 もそろそろ一年になろうとしていますが「十分」と表示されていて、まったく不安を感じさせません。毎日かなりの時間は使っているはずなのですが。どこまでいけるか興味津々。

 もっともいきなりダウンしてしまうという可能性も否定はできないけれど。とはいえ概ね「広告に偽りなし」というのはあるのではないかなと。arton さんではないけれど、もう少し大きいサイズもあれば手の大きな人にはさらに使いやすいとは思うのだけれど。基本的には使い勝手もよいし、満足な一台。

B004VQF4IWロジクール ワイヤレスマウス M505 レッド M505RD
ロジクール

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「またよく分からないものを作ってしまった」

 [ シッポもぜひ実用化してほしい:「脳波で会話」が当たり前になる?――「脳波で動くネコミミ」仕掛け人が語る、脳波デバイスの未来 (1/4) - ねとらぼ ]

 実際のところ、「それで?」というところかもしれないけれど、発想としてはなんとも面白いのだよね。まさかこれをつけて街を普通に歩くということでもないだろうけれど(いや、案外魔都ではなんの抵抗もなく装着しているかもしれず)。

「日本人がまたよく分からないものを作った」

 まあ、そういうものです。

 でも、なんだかいいよね。

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メモ:パンドラ

 ちょっとメモ。

世論形成の戦略がさだまらないうちに、未公開情報が漏れたのが根本的な原因だった。悪いことにリークされた情報は、対パンドラ戦略の暗部ともいうべき部分だった。センセーショナルな報道が、それに追い討ちをかけた。

 危機管理と広報の連携もまずかった。情報公開が遅れたせいで、憶測だけが飛びかうことになった。結果的に不確かな情報が一人歩きをして、事実とはかけ離れた噂が定着した。
 事態に気づいたときには、もう手遅れだった。情報の公開に踏みきったところで、噂を打ち消すことはできなかった。当事者に対する不信感が、予想外に大きくなっていたのだ。
(「パンドラ3」P.55)

 2004 年出版。とある国なら「これは予言の書である」とか言うかもしれない。とか。

4150309094パンドラ3 (ハヤカワ文庫JA)
谷 甲州
早川書房 2007-12-07

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デジタルサブチャンネル

 新聞のテレビ欄など見ていると、「標準テレビ2」とか「標準テレビ3」とかいうのがあったりして何かと思っていた。NHK の教育(今では E テレといわなくてはならないらしいけれど)のところには、「地上デジタル放送」とくくって少しだけなにやら書かれていたりもする。

 そういえばひとつのチャンネルに複数の番組を載せられるといったことを聞いた覚えもあるなとは思った。たまたまその時間帯に確認してみることができたので試すと、確かに異なる番組が割り当てられている。ただ、画質は当然ながら落ちる様子。

 本来だと 1080i なのだけれど、ふたつあるときには 480i になっていた。感覚的には少しきれいな印象の VHS といったところ。場所によっては多少シャギーもでている。

 以前 NHK でプロ野球中継をしているときに、サブチャンネルを使っていたようだけれど(ニュース時間帯もサブチャンネルで中継を続けたらしい)、まあそうした使い方としては利便性もあるのだろうけれど、ほかで複数流す意味ははたしてあるのかしらん。逆にそれができるなら、なぜ震災報道の際にこれが利用されなかったのかという。

 加えて不便なのがテレビの番組表がきちんと対応してないこと。サブチャンネル分が見えない。枠の端っこがあるのは見えているのだけれど、その先が見えないので内容はまったく見えない。こういうのはささっとアップデートして欲しいのだがなあ。

 現状では教育( E テレ)くらいでしか日常的には使われていないようだけれど、活用方法があるのやらないのやら。

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るびま34号でています

 [ Rubyist Magazine - Rubyist Magazine 0034 号 ]

 るびま 34 号がでていますね。お疲れ様でした。

 小波さんのインタビューがいいですねえ。これがあればできるはずだと輸入までして、突貫工事的に勉強してプログラムしてという。時間のかかる作業を人間の入力のあいまにやればいいじゃないかという話とかも。

 そういえば PC-8001 がでて間もないくらいに、知人が会社の給与計算プログラムを HP のハンディな端末でできるようにして使っていたことを思い出したり。10cm 程度の磁気テープに記録されていてそれを本体に通して読み取らせるもので、ちょっとごつい電卓みたいなつくりだった。当時としたらそれでも画期的なことだったなあ。

 夏以降に確率の本を出版されるそうで、ちょっと興味津々。

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「こうどく」その2

 ちょっと続き

[ subscribeの意味 - 英和辞典 Weblio辞書 ]

 subscribe の意味を見ていると、RSS や ML などの場合には「申し込む」とか「予約する」といった意味合いで使われていて、そこに購入ということがはいるかどうかは、かならずしも問われないような印象が。あるいはやや意訳して「参加する」というのもあるかもしれないか。

 とすれば、一義的には日本語に翻訳するさいにあまり考えずに「購読(買って読む)」と訳してしまったことに原因があるのかなと。もちろん「RSS を申し込む」とか「RSS を予約する」ではやや不似合いな印象もあるので、そのあたりは意訳してもよかったのかもしれないけれど。

 で、提供する側が「購読(買って読む)」となってしまったので、利用して読む側も「購読(買って読む)」に買うという行為を伴わないただ「読む」ということも許容してしまったということかもしれない。あるいは、そもそも「購読(買って読む)」が買って読むということであるという認識が、多くの人になかった、あるいはなくなってしまったということもあるのかもしれないけれど。

 「購読(買って読む)」から買うということが欠落したまま使用している人と、明らかに「購読(買って読む)」とただ「読む」とを区別している人と二種類あるかもしれないし、あるいはそうでもないのかもしれない。二種類あるとして区別している人の発言を聞いただけでテキストに起こした場合、「講読(読む)」ではなく「購読(買って読む)」と誤ってしまうというケースもあるいはあるのかも。

 とはいえ、いまさらもう変えられないだろうなあ。

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幸せのレシピ

 テレビで映画「幸せのレシピ」を見る。以前にオリジナルのほうの「マーサの幸せレシピ」を見ていたので、この配役でハリウッドリメイクというのはどうかなあと思っていた。なんかちょっとこぎれいにおしゃれになりすぎてしまうのではないかなと。

 それでもせっかくなのでと見たのだけれど、思ったほどは悪くなかった。話もほぼオリジナルままという感じだったと思う。ただ終わりのほうはさすがにそうもいかなくて変えざるをえなかったようで、このあたりはオリジナルのほうが良かったかなあとも。案外子供がいちばん良かったかもしれない。

 まあ、なんだかんだ言ってもこうも変わり映えしないのであれば、なおのことオリジナルでいいじゃないのとは思ってしまったり。オリジナルの主人公の女性も美人さんではあるけれど、相手役の男性がイケメンさんというわけでもないあたりとか、いろいろいい味でていたのだよね。

B003EVW5TQ幸せのレシピ 特別版 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

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B00008VH7Xマーサの幸せレシピ [DVD]
サンドラ・ネットルベック
東芝デジタルフロンティア 2003-05-23

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「こうどく」

 そういえばと思い出したのがよく見かける「購読」という言葉(というか文字)。RSS やメーリングリストなどを読んでいるということで使われていることが多くて、買ってもいないのに何故? と思っていたのだった。一部の有料のものは、まさしく購読なのだろうけれど。単純に読むでよいのではないかとも思ったのだけれど、あらためて辞書をひいたらそういうわけでもなかった。というか、どうやらふたつの側面がありそうだと思った。

#いくつかの”購読する”たち
RSSリーダーで購読する!

RSS2.0 ウィジェットで購読

RSSフィードを購読するには


こうどく【講読】--する
内容理解上の要点に注意しながら特定のテキストを読み進めること。

こうどく【購読】--する
新聞や雑誌を(定期的に)買って読むこと。

新明解国語辞典第4版

 ひとつは、購読を買うという行為のいかんを問わずに”読む”ということと捉えている人があるというパターン。もうひとつは区別して使っているのだけれど、インタビューなどのテキストに起こされた時に、誤って変換されてしまっているパターン。

 どちらにしても区別ということが頭にそもそもないということが大きな要因なのかもしれない。

 ただ、定期的にということでいうと RSS ならもちろんであるし、ML でも完全ではないにしても適宜更新されるといいう点で、”講読”というよりは、”購読”と使いたいという面はあるのかもしれない。とはいえ、やはり購入しているわけではない場合には、やや違和感があるなあと。

 また、そもそもの英語表記に引きずられているのではないかという意見を聞いたので少しだけ調べてみた。

講読: reading

購読: subscription

subscribe rss

Subscribe to the GitHub Blog

 ブログとかで RSS のところに「subscribe」と書かれているのはある。ということは、英語表記の直訳がそのままということなのかも。

 とはいえ、やはり妙に”購読する”などという表現を使わずに、”読む”とすればすむことのようには思うなあ。(RSSを登録して読む、MLに参加して読む、というように)

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ユー・ガット・メール

 そういえばこの映画は映画館で見たのだなあと懐かしくなって、久しぶりに通して見る。まだ電話してつないでいる時代なので(というかアメリカだから余計に?)、ピーガー言う音もまた懐かしかったりして。で、恋愛物語はともかくとして、e-mail でしかお互いを知らないのでというシチュエーションとかは、まあ面白いよねと思ったのだった。日本でいえば「(ハル)」か。

 同時にまた老舗の専門書店と、新興のディスカウント大型書店との攻防というか。いや、攻防などはそもそも無理で、老舗が単純につぶされてしまう構図なのだけれど。そうした書店をめぐる状況みたいなものも、少々気になっていたのだったなと。

 結果的に老舗書店は閉店を余儀なくされ、けれどふたりの恋は紆余曲折を経て成就するといった物語は、それだけでいいのかとも思わなくはないのだけれど。まあ、物語の主軸はそっちなのだからそれは仕方ない。書店にテーマがあるわけじゃないし。

 ただ、作中でもメグ・ライアン扮する店主がいうけれど「店員は本を知らない」というのは、ますます顕著になっていくのかもしれないとは思う。もちろん詳しい店員さんもいるにはいるけれど、総じてその比率はどんどん下がっていくだろうなと。点数が多くてカバーしきれないというのも背景のひとつとしてはあるだろうけれど、基本的なことを知らなくてもとりあえずというところはあるような。

 都会はともかく、少なくとも地方にあっては金太郎飴みたいなチェーンストアばかりというのが実情ではある。

 物語としたらできすぎなのだけれど、まあそこは恋愛映画だし。いいじゃないのと。音楽も印象に残っているし、割と好きな映画のひとつかなと。ただ、このときもそうだったと思うのだけれど、エンドロールが始まると即座に席を立って帰り始める人の多さに辟易したような記憶が。いけないとまでは言わないけれど、そこも作品の一部のような気はするのだがなあ。稀にその後におまけがあったりということもあるし。とはいえ、映画館でも後半のあたりで照明を明るくしてしまったりするので、なんともいえないけれど。

 そういえば、最近メグ・ライアンを見かけないような気がするのだけれど。

B003EVW5WSユー・ガット・メール 特別版 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

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勝利への脱出

 脱出というだけでなんとなくワクワクするものがあるのは、なぜなのだろう。というくらいに、脱出をテーマにした小説とか映画とかはなんだか楽しい。いや楽しいというよりは、ドキドキ感がたまらないのだろうな。見つかりそうで、見つからないとか。

 そんなひとつの「勝利への脱出」を久々に見る。脱出そのものよりも、戦争のさなかにサッカーの試合をしてしまうってあたりが、そもそもびっくりなのだけれど。それもドイツチームと連合国の捕虜チームとで。

 脱出の手口そのものは、さほど面白いというわけでもない。どうするのさ? とどきどきさせる展開ではあるけれど。何よりも、終盤のサッカーの試合が見ものなのだな。きっと。スタッフロールを見ていたら、ペレがサッカー場面の演出というかをしたようで、なるほどねと。みずからの見せ場も作ったし。

 ドキドキ・ワクワクさせながらも、最後は「やるね」とニヤリとさせるところがまたいいなあ。

B00005HC5I勝利への脱出 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2000-04-21

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 5 日放送の ETV 特集「暗黒のかなたの光明 知の巨人・梅棹忠夫がみた”人類の未来”」を録画したので見た。やはりウメサオさんはすごいなあ。文明を作るのも、文明を滅ぼすのも、人間の”業”である、というのは至極納得のいく考え。たとえ、今ある知識のすべてを失ったとしても、人間というのはまた同じ知識を得ていこうとし、実際手に入れるものだとも。

 ”理性と英知”というあたりもなかなか興味深かった。利益の関わる理性ではなく、関わらない英知でしか解決できないといった考え方とか(まあ、これはウメサオさんというか、山折さんと荒俣さんとの話からではあるけれど)。

 荒俣さんが終わりに言っていた、結果として実際的に暗さを持ってしまった街の明かりと、暗黒の社会とを同化させて、「あるいはこの先にこそ光明があるのではないかと思ったりする」というのは、まあうまくまとめすぎな印象もあるけれど。ただ、この(意識的な)暗さには、お役所的な措置の側面がつよいので、もう少し実態を見るべきだとは思うけれど。

 「知的生産の技術」しか読んでなかったのだけれど、読むべきだなと。民族博物館でのウメサオ展は、さすがに見にいくのは無理だけれど。巡回展とかやってくれないかなあ。

4004150930知的生産の技術 (岩波新書)
梅棹 忠夫
岩波書店 1969-07-21

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4122033985情報の文明学 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論新社 1999-04

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4122030374文明の生態史観 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論社 1998-01

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VTRをしばし延命

 昨年、テレビだけはデジタルに買い換えたものの、レコーダーはそのままだったので、いよいよ録画できるのも終わりだなと思っていた。もちろん、買い換えたらよいのだろうけれど、よく考えてみるとさほど録画してというケースがないということに気づいてしまったら、なんとももったいないような気がしてしまうのだった。平均してみたら、月に一度あるかないかくらいでしかない。

 そうなると買うのはちょっとなあと。それでいてたまに遅い時間の番組で気になるものがあったりはするのだけれど、そうなるとまあ諦めるという。それでも済んでしまうことのほうが多いわけだけれど、それでも見られたらまたよいだろうなとも思うわけで。

 ところが、たまたまテレビのマニュアルを見ていたら、地上デジタルチューナーを搭載していないレコーダーで、テレビのモニター出力を録画できるというので試してみた。入力端子のひとつがモニター出力と兼用になっていて、設定で出力固定にできるので、録画させるときにはそちらに変更。録画したい番組を番組表で選んで録画を設定。

 少なくともアクオスでは、録画の項目で「VHS で録画」といった項目があるのでそれを選択(というか接続機器の関係でこちらしか選択できない)。リモコンで電源を落としておく(普段は主電源はもちろん、コンセントまで抜いてしまうので、却って注意が必要だったりする)。

 ビデオ側では録画したい時間を予約して、チャンネルは外部入力に。そしてこちらも予約にして待機状態にしておくと。シンクロ機能がある機器だと、時間設定などは必要なかったりするらしいけれど、そういうものがない古いタイプなので手間がちょっとかかる。

 結果としてはデジタル放送のワイド画面の左右が、アナログサイズにぎゅっと圧縮されて録画されていたので、それを広げて表示させるとやや荒い感じになってしまう。とはいえ、アナログをそのまま録画してより小さい映像になるよりはまだましというところ。とりあえず見られれば問題ないのだということならば、手軽に継続して使える。

 実際、保存したいとかではなくて、見ることが目的なだけなので、当面はこれでいけるなと。

 デジタル放送のため、接続機器の設定によってはうまく録画できないということはあるようで、HDD 録画などでは録画モードをアナログ品質に落としておくほうがよいらしいといった話も。VTRにするのが一番面倒がないかもしれないけれど。

 ということで、レコーダーは地上デジタル化してないし、そう頻度も高くないので買い換えるのもちょっと、という人は、テレビのモニター出力があるのであれば試してみるのもよいのではないかな。詳しくは、それぞれのマニュアル参照ということで。

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「放射線汚染軽減薬を了承」とか

 [ 【薬食審医薬品第一部会】放射線汚染軽減薬を了承‐過活動性膀胱治療薬も登場 : 薬事日報ウェブサイト ]

同剤は、原発事故で浴びたプルトニウムなどを、カルシウムや亜鉛と置換し、尿中に排泄するキレート作用を持つ。再審査期間は8年。米、独、仏で承認済み。東日本大震災前に承認申請されており、震災を受けた対応ではない。検討会議の開発要請品目にもなっていた。

 なんというタイミングであることか。あるいは、などと思ってはいけないよね。前例がないほど迅速に処理されるのかもしれない。

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夜と霧


4622006014夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録
V.E.フランクル 霜山 徳爾
みすず書房 1985-01

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 先日読んだ「大河の一滴」にも引用されていたり、映画「愛を読むひと」を見たことなどもあって、久しぶりに再読。あらためて思ったのは、半分は解説に割かれていたのだなということ。文字の大きさと二段組であることを思えば、実質的にも半分は解説などにあてられているといってよいのかもしれない。

 で、順序を踏まえて解説から読み始めたのだけれど、これほど凄惨な内容だったかと思うくらいに、収容所で行われた数々の所業が記載されていく。しかも、淡々と。抑揚が一切省かれているために(解説という特徴からすれば、それが当然ではあるのだけれど)、いっそう背筋の凍る思いがしてくる。なかなか一気に読んでしまうことが苦痛に思われ、時間をおきつつ読んだのもあって時間がかかった。


それは見るも恐ろしい光景でした。彼らが真黒になった死体から、危険を冒して一片の肉を切り取って食うにいたったのは、どれだけ囚人たちが追いつめられていたか--それはあなた方の御想像におまかせしましょう。(P.24)

 ブッヒェンワルトでは、収容者は石を抱かせられ、肥料の中で溺れさせられ、鞭で打たれ、飢えさせられ、去勢され、そして輪姦されたりした。しかしそれだけではなかった。入墨をしている者は薬剤所に報告するように命令された。(中略)すばらしい彫刻を持っている連中は留置され、(中略)注射で殺されてしまったのである。

 この死体は病理部に引き渡され、そこで皮膚をはがされて処分された。処理を終えた人間の皮は司令官の妻イルゼ・コッホに下げ渡されたが、彼女はそれでランプの傘やブックカバーや手袋を造った。(P.27)

だが、強制収容所内の医師によって遂行された実験はこの種のものではなかった。実験台となったのは志願者ではなく、常に強制的に押しつけられ、時には暴力を加えられて連れてこられた者であった。手術は時としてその資格のない人間によって行われることもあり、衛生設備はなっていない場合の方が多かった。(中略)しかも最後に付け加えておかねばならないことは、実験の多くは何ら医学的、あるいは科学的にも重要なものではなかった、ということである。(P.33-34)


 この解説部分を読むだけでも、もう十分と思えるほどで、こうしたことを踏まえて、あらためて映画「愛を読むひと」を思い返せば、あの裁判の場面への理解もなるほどと頷けるものが。なんとなく知ったつもりになっているアウシュビッツのことを、いかに知らずに、あるいは忘れてしまっていたのかと反省するばかりに。

 続く本文では、フランクルの体験がみずからの言葉で綴られるのだけれど、むしろ収容所という極限的な場所においての人間心理について、囚人の側だけでなく、看守ら側の面からも考察しているあたりが、学者魂なのかも。


これに対して一つの未来を、彼自身の未来を信ずることのできなかった人間は収容所で滅亡して行った。未来を失うと共に彼はそのよりどころを失い、内的に崩壊し身体的にも心理的にも転落したのであった。
(中略)
通常これは次のような形で始まった。その当の囚人はある日バラックに寝たままで横たわり、衣類を着替えたり手洗いに行ったり点呼場に行ったりするために動こうとはしなくなるのである。何をしても彼には役立たない。何ものも彼をおどかすことはできない--懇願しても威嚇しても殴打しても--すべては無駄である。彼はまだそこに横たわり、ほとんど身動きもしないのである。そしてこの危機を起こしたのが病気であれば、彼は病舎に運んで行かれるのを拒絶するのであり、あるいは何かして貰うのを拒絶するのである。彼は自己を放棄したのである! 彼自身の糞尿にまみれて彼はそこに横たわり、もはや何ものも彼をわずらわすことはないのである。(P.179)


 さすがに霜山さんの訳は初版が 1962 年ということもあり、やや古めかしいところが多く、現代にはなじみにくい印象が強いのだけれど、現在でている新版はどうなのだろう(訳者が別なので読みやすくなっていそう)。翻訳なども少し直されているようであれば、そちらで読むほうがより理解がしやすいかもしれない。

 今この時代であっても、程度や形の違いこそあれ、同様の凄惨な事件・事態は存在している。

 時代を経てもたびたび読み直されて、読み継がれていくべき一冊。

4622039702夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル 池田 香代子
みすず書房 2002-11-06

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B001S2QNMS愛を読むひと (完全無修正版) 〔初回限定:美麗スリーブケース付〕 [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2010-01-08

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男と女

 映画のなかにはテーマ曲が妙に耳に残って、それで映像が思い浮かんだりというのもあるのだけれど、昔の映画の場合にテーマ曲をあまりに聞き覚えているがゆえに、なんとなく見たような気になっている映画、というのも案外多かったりするような。テレビやラジオなどで、何度となく聞く機会があるために、なんとなくそんな錯覚をしてしまうような。

 ということで、「男と女」を見た。こんな映画だったのかと。なんとなく今でも斬新な感じがする。お互いの過去を言葉で話すという場面はなくて、回想する映像が流れる。しかも音声はなかったような気がする。それでも見ていると、「あー、そういうことね」とわかる。

 時々、モノクロとカラーとが出てくるのだけれど、これは演出としてなのだろうか。それともモノクロだったものを一部カラーにしたとか。使い分けているような印象もあるにはあるのだけれど、よくわからない。

 物語としたらシンプルなのだけれど、やっぱり「男と女」の関係は、永遠の謎なのだなあと思わせておいての、ラスト数秒の演出は、やはり謎だよねとほくそ笑んだところでおしまいといった感じ。

 ル・マンとかモンテカルロ・ラリーとか、なんだか時代を思わせてそれもまたいい感じ。この女優さん、素敵だなあ。

B003EVW604男と女 特別版 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

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左きゝの拳銃

 名前だけは聞き覚えのある「ビリー・ザ・キッド」って、こういう人物だったのかな、という。情にあついようでいて、けれどなんだか天衣無縫で子供みたい。いや、だからこそ”キッド”なのか。

 あまりにシンプルな映画なのだけれど、冒頭があっさりしすぎていて、やや理解に苦しむところは残念なようにも。それとも、アメリカ人であれば(あるいは、よく知ってさえいれば)そうでもないものなのかな。

 ポール・ニューマンがあまりに若くて、かえってそれが新鮮だったりはする。

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パーフェクト ワールド

B003EVW5JGパーフェクト ワールド [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

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 タイトルは知っていたのに、なぜか見たことがなかった。脱獄囚と人質となった幼い少年とが次第に友情を深めていく過程がとっても素敵ではあるのだけれど、いかにも予想通りの結末はあまりにも哀しい。

 一度でも道を踏み外すと、戻ることはなかなか難しくて、失敗を知らずに生きてきた者は、驕りたかぶる。どこまでいっても不安定な社会。完全な世の中は、どこかにあるのかなあ。

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REVIEW記法のドキュメントをEPUBにしてみたのだった

 震災の関係ですっかり忘れていたけれど、REVIEW での EPUB 作成を試していたのだった。で、記法のドキュメントがあるのだけれど、実際それがどう見えるのかというのは試してみないとわからないので、ドキュメントそのものに実際の見え方も追加して EPUB ファイルにしてみたのだった。

 もうすっかり忘れていた。で、このときに画像の扱いがどうもうまくいかなくて結局あきらめてしまったのだった。ドキュメント類や ML を見ても特に問題があるといった風が見えないので、あるいは自分の環境でうまくいっていないだけ(あるいは、記法が正しくないだけ)ということなのかもしれないのだけれど。

 もちろん、CSS 次第で見え方は変わってくるのだからあくまでもサンプルとしてでしかないけれど。review-epubmaker 付属のサンプル CSS をそのまま使っていたはず。

 ということで、記録という意味も含めてここにおいてみる。

「review_format_m.epub」をダウンロード


追記:09/09
 ReVIEWでの画像ファイルの指定方法がようやくわかった: つらつらぐさ

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IXY30S

B003LO2CU8Canon デジタルカメラ IXY30S ホワイト IXY30S(WH)
キヤノン 2010-05-27

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 10 年ぶりくらいにデジタルカメラを買ったのだった。ちょっと急な思いつきでもあったので、価格の点と評判のよさとで Canon の IXY30S を。正直なところ、どのメーカーのものがよいとか、好きとか、そういうのは特にないし、特別な用途にということでもなく、普通に日常のスナップを撮れればよいので、まずまずなのかなと。

 まず感じたのは、近頃のデジカメは起動が早いのだなと。電源スイッチいれたらシャキーンってくらいに撮影可能に変身する、とでもいうか。これだと今撮りたいという気持ちを損なわずにすむのでいいなあ。顔認識なども各社で取り入れているので、人の顔(本物であろうと雑誌やテレビであろうと)を見つけると、「ほら、顔だよ」とばかりに枠で示してくるし、撮影モードも自動で人物だと判断してくる。そのうちには、鬱陶しく思うかもしれないけれど。

 シャッター速度や絞りに関しても、最近はいろいろできるようになっているようで、少し凝った撮影をしたいという向きにもそれなりに使えるらしい。ただ、コンパクトであるがゆえにそうしたことの操作はやや使い勝手は悪いかもしれないけれど。

 すっきりしたデザインで、常に持ち歩いてもあまり気にならず、さっと出してさっと撮れるというのは、なかなかよい感じ。難を言えば、充電池をわざわざ取り出さないと充電できないことか。クレードル式でそのまま充電できたらよかったのだけれど。

 本当をいうとこの春に出たばかりの IXY31S のほうが、性能的にはさらによくなっているわけではあるけれど、型落ちの価格の魅力には勝てず。さらには、性能といっても特に目移りするほどではなかったので(あくまでも個人的に)、懐具合優先ということで。各種設定がタッチパネルだけになってしまったというのも、ちょっと悩むところではあったし。

 とはいえ、来年の今頃なら、再び型落ちとなる 31S はねらい目なのかもしれないけれど。(もっとも、その頃には製品も替わってきているだろうし、事情もまた)

 携帯を常に持ち歩くのであれば、ちょっとしたスナップは携帯電話でというのもあるだろうけれど、やはりきちんとしたデジタルカメラのほうがなにかと便利なのも確か。コンパクトなものがひとつあるとなかなかいいよねと。

B004MKNDQMCanon デジタルカメラ IXY 31S ゴールド IXY31S(GL)
キヤノン 2011-03-03

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 このくらいの容量があれば、動画も撮りやすいかなあ。

B003VNKNEQTranscend SDHCカード 16GB Class10 永久保証 [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)] TS16GSDHC10E
トランセンド・ジャパン

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 ネックストラップはお薦め。

B003ZX8BLECanon ネックストラップIXS-110RE
キヤノン 2010-08-26

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