「こうどく」
そういえばと思い出したのがよく見かける「購読」という言葉(というか文字)。RSS やメーリングリストなどを読んでいるということで使われていることが多くて、買ってもいないのに何故? と思っていたのだった。一部の有料のものは、まさしく購読なのだろうけれど。単純に読むでよいのではないかとも思ったのだけれど、あらためて辞書をひいたらそういうわけでもなかった。というか、どうやらふたつの側面がありそうだと思った。
#いくつかの”購読する”たち
こうどく【講読】--する
内容理解上の要点に注意しながら特定のテキストを読み進めること。こうどく【購読】--する
新聞や雑誌を(定期的に)買って読むこと。新明解国語辞典第4版
ひとつは、購読を買うという行為のいかんを問わずに”読む”ということと捉えている人があるというパターン。もうひとつは区別して使っているのだけれど、インタビューなどのテキストに起こされた時に、誤って変換されてしまっているパターン。
どちらにしても区別ということが頭にそもそもないということが大きな要因なのかもしれない。
ただ、定期的にということでいうと RSS ならもちろんであるし、ML でも完全ではないにしても適宜更新されるといいう点で、”講読”というよりは、”購読”と使いたいという面はあるのかもしれない。とはいえ、やはり購入しているわけではない場合には、やや違和感があるなあと。
また、そもそもの英語表記に引きずられているのではないかという意見を聞いたので少しだけ調べてみた。
講読: reading購読: subscription
ブログとかで RSS のところに「subscribe」と書かれているのはある。ということは、英語表記の直訳がそのままということなのかも。
とはいえ、やはり妙に”購読する”などという表現を使わずに、”読む”とすればすむことのようには思うなあ。(RSSを登録して読む、MLに参加して読む、というように)
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