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 5 日放送の ETV 特集「暗黒のかなたの光明 知の巨人・梅棹忠夫がみた”人類の未来”」を録画したので見た。やはりウメサオさんはすごいなあ。文明を作るのも、文明を滅ぼすのも、人間の”業”である、というのは至極納得のいく考え。たとえ、今ある知識のすべてを失ったとしても、人間というのはまた同じ知識を得ていこうとし、実際手に入れるものだとも。

 ”理性と英知”というあたりもなかなか興味深かった。利益の関わる理性ではなく、関わらない英知でしか解決できないといった考え方とか(まあ、これはウメサオさんというか、山折さんと荒俣さんとの話からではあるけれど)。

 荒俣さんが終わりに言っていた、結果として実際的に暗さを持ってしまった街の明かりと、暗黒の社会とを同化させて、「あるいはこの先にこそ光明があるのではないかと思ったりする」というのは、まあうまくまとめすぎな印象もあるけれど。ただ、この(意識的な)暗さには、お役所的な措置の側面がつよいので、もう少し実態を見るべきだとは思うけれど。

 「知的生産の技術」しか読んでなかったのだけれど、読むべきだなと。民族博物館でのウメサオ展は、さすがに見にいくのは無理だけれど。巡回展とかやってくれないかなあ。

4004150930知的生産の技術 (岩波新書)
梅棹 忠夫
岩波書店 1969-07-21

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4122033985情報の文明学 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論新社 1999-04

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4122030374文明の生態史観 (中公文庫)
梅棹 忠夫
中央公論社 1998-01

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コメント

こんにちは

∥民族博物館でのウメサオ展は、さすがに見にいくのは無理だけれど

お越し頂ければ、お目にかかれるのに。火曜日までなのですね。

まだ失明を受け入れていらっしゃらない頃の「夜はまだ明けぬか」を、対面朗読でお読みしたことがあります。聞いている方の、共感した言葉が印象的でした。


投稿: | 2011.06.08 16:54

評判もよくて残念なところなのですが。なかなか。
いろいろ読んでみたいと、強く思いました。

投稿: ムムリク | 2011.06.08 17:58

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