カステラ、羊羹、長生殿
ふと見たことでこのところ見ている ETV の「和の極意 彩の和菓子」という番組。たまたま見始めたのが「カステラ」の回で、もともとのものはもっと固い感じのものだったらしく、日本で今のようなしっとりとした味わいのカステラに生まれ変わったのだとか。
続く回では羊羹。どちらだったか忘れてしまったのだけれど、日本一消費量の多い地域だということで、作っているお店もたくさんあるのだとか。で、羊羹も昔は蒸し羊羹で、今とは味わいがやはり違っていたとかで、今のような練り羊羹になってずいぶんと変わったらしい。
今週は名古屋の和菓子で、質素倹約を将軍様が言い出したけれど、名古屋の殿様は「そんなことしてたらどんどん活気がなくなって却ってだめだから、華美にしてじゃんじゃん使え」みたいなことを言って、それがお菓子にも反映されたのだとか。で、献上菓子も立派なものができたらしい。まるで絵画のような干菓子が作られたりして。
で、これらを見ているとついつい食べたくなる。カステラを見ていると「カステラおいしそうだなあ」と思い。羊羹を見ていると「近頃羊羹食べてないなあ」などと思い。いやはやいけない。
次週はどうやら金沢ということで、森八さんの長生殿(ちょうせいでん)が出るらしい。昔、自転車で金沢に行ったときに、土産に買ったなあということで、ちょっと懐かしく。
とかく洋菓子にばかり目が行きやすいけれど、和菓子のほうが体のためにもよかったりする面はあるのだよね。たまには季節の和菓子にも目を向けたいなあ。
![]() | 直伝 和の極意 彩りの和菓子・春紀行 (趣味工房シリーズ) 後藤 加寿子 NHK出版 2011-03-22 by G-Tools |
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