「低まる」
先日 NHK で「低まる」という言葉をきいて、ちょっとぞわぞわしてしまった。「高まる」というのはよく聞くので、対になるという意味では間違いではないのだろうとは思いつつ、やはり耳慣れないためなのか、ちょっと落ち着かない感じを持ってしまった。
たかまる【高まる】物事の程度が目立って・強く(高く)なる。←→低まる
ひくまる【低まる】
(自然に)低い状態になる。←→高まる
新明解国語辞典第四版
ということで、辞書的にも問題ないわけで、やはりあまり耳慣れないというのが、原因なのだろうなと。ただ、恐らく多くの場面ではほかの平易な言葉で言い換えられているのだろうなとは思うのだけれど。そう思うと、なぜ使ったのかなあというのは、ある意味興味深いかも。
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コメント
私も同様の体験をした。
テレビで「低まる」と聞いて、また無知なアナウンサーが変な言葉を使ってると思い、調べたら正しい言葉だった。間違った日本語が溢れて疑心暗鬼になってしまっている。
昔誰かが、『言葉は生きている(マジョリティーによって変遷する)』と言っていた気がするので、それを考慮するとタダシイニホンゴに固執する事自体が不毛にも思えてくる。
しかしここで私は、敢えて頑固にタダシサでツッパって(死語)みようと決心するのであった。
つづく(嘘)
投稿: XEXEX | 2013.10.06 04:23