計画停電計画
計画停電だなんて言葉もはじめて聞いたはずにも関わらず、すでにすっかり身近になってしまっているけれど、この地震列島に暮らす限りにおいては明日はわが身。いま、当該電力会社以外の地域で行うべきは、将来くるかもしれない計画停電に備えた計画を検討することなんじゃないかな。
もちろん、具体的にはどのような被害がどこに起きているかによって、対応は変わってくると思うので、あくまでもおよその計画と心構えといったことに留まるかもしれない。けれど、今回東京電力にはそうした備えがあるいはなかったのかもしれない(そのあたりについては知らないので)し、もしあったとしてもそれがうまく機能したというふうではなかったのかもしれない。
あるかどうかはわからないという理由で策定しないのは違うと思う。それが仮に 100 年後かもしれないし、1000 年後かもしれないけれど、しかしまたそれは明日かも今日かもしれないのだから。
いまこそ、電力会社と管轄する行政、企業団体などを含めてもしもの時の計画停電について、検討しておくべきなんじゃないかなあと。
生活者からすれば、可能であるなら停電しないほうがうれしいという意見もある。止まるかどうかわからない状態では不安だから、決めたならきっちり止めてくれたほうがいいという意見もある。たぶん、どちらも正しいのだと思う。けれど、そのどちらにしても、やはりどのような計画で行い、どういう状況になるのかということについては、より明確に伝達できるように準備を進めておくべきじゃないかな。それすらもよくわからないので不安に思う人もあったわけだから。
折角こういう機会を得たのだから、今のうちにそうした対策について十分に検討しておく必要は決して無駄ではないんじゃないかと思うのです。
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