オトミサン
NHK で全 4 回で放送されたドラマ「四十九日のレシピ」。最近の民放ドラマにかけているのは、こういうところかなあ、などとも思いつつ。クールにこだわりすぎて柔軟性に欠け、もっといろいろあってよいし、見終わって「ああ、よかったなあ」と素直に思えるドラマが少なくなっていないかい、という。
ドラマはご覧にならなかったようだけれど、涼さんがさっそくに原作本を購入され、なにか最後に仕掛けがあるようなことを書かれていたのだけれど、なるほどそういうことでしたか。しかも、これは映像だからこそより生きてくるような印象が。
まあ、四十九日は大宴会をしてね、という言葉に、大宴会なら歌と踊りでしょという、それまで憎まれ口を叩いていた伯母が、ハワイアン踊りだすってのも不思議な話だなあ、などと思いつつ、そのギャップにおかしくなってしまうのだけれど。(ハワイアンダンスした女性は、ワンセグ2でやっていたあの方々だったんだよね)
そしてこの仕掛けに潜んでいるのは、昔懐かしのあの歌「お富さん」だったのだろうなあ。(いやさ、お富)
なんだか少しずつやってくる春の暖かさのように、心をそっと暖かくしてくれるよいドラマだったなあ。
#と、思ったが、著者の伊吹有喜(いぶき ゆき)さんは 1969 年生まれか。ちょっとイメージが。
![]() | 四十九日のレシピ 伊吹有喜 ポプラ社 2010-02-16 by G-Tools |
別れの一本杉/お富さん 春日八郎 キングレコード 2010-10-27 by G-Tools |
| 固定リンク
コメント