先送りするsaga
NHK「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」第4回。近年になっていろいろの証言テープとかが発掘されているようで、それらをもとにした番組がいろいろあってこれまで見えなかった部分が見えるようになってきたのは、ひとつには有益なことなのだろうなと思いつつ。
この 4 回のシリーズを見ていて思ったのは、日本の政治あるいはメディア(ひいては国民もか)は、まったく変わってないなあと。今回でいえば、開戦するのか撤兵するのかというどちらの選択もできず、先送りに先送りを重ね、たとえ開戦してもとうてい勝ち目はないというのが指導者の誰にも分かっていたにも関わらず、それを堂々と口にすることもできず、まして自分がそれを先導する形になどしたくないという思惑ばかりが蔓延していた場。
結果、どうにもならなくなって内閣総辞職、東條を首相にすえて開戦へと突っ走るという図式になってしまったのは、なんだかなあと。いやまあ、そういう時代だったのだとも言えるけれど。
では、今はどうなのかと言えば、政治家は政治をすることを忘れて、いかに自分が長く議員でいられるかに主眼を置いて活動し、政党は常に政府を倒すことにばかり終始していて政治をしようという気概がない。つぶすことばかり考えて「辞任だ、選挙だ」と騒ぐばかり。政府側も無策で本筋的なことを決めることもできずのらりくらりと先送りしていたり。決断ができない。
時代は違うので戦争に突入ではないけれど、この状況はたいして変わりがないのじゃなかろうかとも。なんとも情けない。といって、政治家が総入れ替えされたところで、おそらく新進気鋭の人材がでてくるということでもないのだろうから、さほど変わるとも思えないというなんとも哀しい現実。
と、嘆くくらいしかわたしにはできないのだけれど。
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