荒鷲の要塞
小説も映画もどちらも名高い「荒鷲の要塞」を見た。クリント・イーストウッド、若いなあ。展開そのものは途中いったいどうなっているのかと悩ませるような二転三転を見せるので、時間の長さを感じさせない。伏線の引き方もうまい感じで、あとになって「これはあの時の」と思わせるところが随所に。
いろいろ無茶苦茶な印象の部分もあるけれど、十分娯楽映画として堪能できるので、まあそのあたりはという感じ。
同様に細かいといえば細かいところなのだけれど、舞台はドイツの要塞で、そこへイギリス軍人とアメリカ軍人がドイツ軍人に扮して潜入し、捕らえられたアメリカの将軍を救出するという名目なのに、ドイツ人も含めて全員が英語で話しているってのが、なんだかなあな感じも。きっと、当時としたらそういう作り方(追記:つまり当然その言語で話しているであろう言語で実際に話すということ)というのはなかったのかもしれないし、今だからこそ違和感があるものの、英語吹き替えで見ているのだと思えば、ないこともないか、などとも。
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小説のほうは事実上絶版なのか。
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