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すびばせんねえ


B004KS1M3C落語 昭和の名人完結編(1) 桂枝雀(壱)[雑誌]
小学館 2011-02-08

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 桂枝雀という落語家を知ったのは、たぶん雑誌・奇想天外だったかと思う。SR なんてのもそれで知って、不思議な噺家さんだなあと思ったのだった(有名な「定期券」のやつなんか、いまだに覚えているのだから)。高座を見た(テレビ)のがいつかはもう覚えていないけれど。英語で落語をやったりといろいろ精力的に活動されていたのに、還暦にもならないうちに亡くなられてしまった。

 この一巻目だけ例によって安いということもあって、買ってみた。久々に聴いてみたくなったので。収録されているのは「代書」と「親子酒」。どちらかといえば「親子酒」のほうが面白かったか。

 ただ、残念なのはやはり音声だけではこの人の落語は楽しみの半分くらいしか伝わらないことか。しぐさまでもが芸のうちだったので、やはり演じている姿が見えないと客席の笑いの反応が伝わらない。声だけではなにが起きているのかわからない。DVD かあ。

 ひとまずこれは続きなので購入予定。

B004N3BFNG落語 昭和の名人完結編(5) 桂枝雀(弐)[雑誌]
小学館 2011-04-05

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 DVD 全集は 40 枚あるんだよねえ。ちょっと厳しい。

B0000635L7桂 枝雀 落語大全 第一集 [DVD]
EMIミュージック・ジャパン 2002-04-11

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 くだらん「ショートコント」ばかりの笑えないお笑い番組乱立よりも、こうした名人芸を淡々と流してくれる番組とかやってくれないかなあ。

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コメント

奇想天外で枝雀さんを知った人がいましたね。
私もそうで、2~3回ナマで聞いたことがあります。
うち一回は、歌舞伎座で行った英語落語でした。
枝雀さんのあのパフルな高座はやはりライブでないとわからないですね。

投稿: なかとみ | 2011.03.02 11:50

なかとみさん、コメントありがとうございます。
なんとも惜しい才能を失った印象ですよね。

投稿: ムムリク | 2011.03.02 11:58

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» 枝雀と奇想天外 #rakugo [Kazooの感激記]
落語と関係ないことで、拝見させていただいているブログで、「落語 昭和の名人完結編 [続きを読む]

受信: 2011.03.02 14:40

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