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拍子切り

 このところ料理番組やその他の番組で料理を紹介するような時でも、奇妙な切り方が紹介されていてなんだか気持ち悪い。先日は NHK の野菜の時間ででてきて、ご丁寧にそのままのテロップまで表示されて。

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 拍子切り、ってなに?

 「いいですか、まずこう切ります。そうして、返す刀でこんどは、こう切ります。リズムよく切ってください」

 とでもいうのかなあ。それとも懐かしのギター侍とか(キリ違い)。

ひょうし【拍子】

 1.楽曲のリズムのもとになる、周期的な音の強弱の組合せの一区切り。
 4.何かをした、ちょっとした機会。はずみ。とたん。

 【--木 ぎ】
 [合図・夜回りなどで使う] 二つ打ち合わせて鳴らす、四角柱状の木。

 新明解国語辞典第四版

 千切りとは異なり、拍子木のようなやや太めの四角い棒状に切るから、拍子木切りであって、どんなに言い難くても”拍子切り”ではないし、それでは意味が通らない。天下の NHK までがそんなことをしているのは、なんとも情けないような。それとも今ではそっちが正しいのかしら?

 拍子木切り 野菜の切り方 料理の基本 | ホームクッキング【キッコーマン】


追記:画面キャプチャを追加。

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コメント

「拍子切り」で検索すると、ぞろぞろ…(^^;

「せんろふ」=大根を細切りにすることが「繊六本、千六本」に変化して行ったように、そのうち定着してしまうのかも…(-o-)

でも、拍子に合わせて切るのと、拍子木状に切るのとじゃあ、かなり違いますわなあ(^^;

投稿: 黒豆 | 2011.01.12 15:28

本当ですねえ。びっくりです。
まあ、よくあるとはいえ、意味不明ですものねえ。弱ったものだなあ。

投稿: ムムリク | 2011.01.12 16:03

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