ヤーンの導き
[ NHK ドラマスペシャル 心の糸 ]
フジテレビの「球形の荒野 後編」を一応見ようかということで、当初は見ずにすませようと思っていたのだけれど、なぜか番組予告を見るうちにざわざわする感じにとらわれてしまい、結局録画しておくことにした。ビデオのリモコンが利かなくなっているので音声を選択することができないため、副音声による解説もはいったまま見たのだけれど、これはこれで案外よかったりした。
正直なところネタのアイデアとしては面白いけれど、ドラマとしてはさほど膨らみもなくいまひとつしっくりしなかった「球形の荒野」よりも、よほど胸にグサグサと刺さるドラマだった。赤い糸で結ばれるという縁よりも、よほど難しく、見えない、そして頼りない糸かもしれないか。
私たちにはできないことが三つある聞くこと、しゃべること、
無限の夢を持つこと
でも、私たちにはできることも三つある
目で聞くこと、手でしゃべること、
現実の中に夢を見つけること
思いは必ず
心の糸になってつながる
ドラマの中にでてくる詩文。音から拾ったので表記はままではないかもしれない。三つとあえていっているのは、象徴としてであるのは当然ながら、けれどそれは大きな意味を持つ三つかもしれない。では、できないことをできている者にとって逆はまた真であるのか? なんだかね。いろいろ考えさせられるドラマだったのですよ。
12/19 に全編字幕版の放送が予定されているとか。
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