« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

うにっくすへの道は険しい

 Windows 環境特有の現象のようでもあるので、ここはひとつ PC-UNIX で試してみたいなあということで、Virtual Box 上の Ubuntu 9.10 に Ruby 1.9.2-p0 をソースからコンパイルしてインストールしてみた。で、require 'tk' してみると、「tk ってなに?」状態。wish で表示を確認したので tcl は入っているようなのだけれど。あれこれ読んで tcl のフォルダなどをこれか? というあたりを指定してみても見つからないらしく「ruby/tk はコンパイルしなかったよん」といわれるだけ。しまいには X11 ってどこ? だったりも。

 これはいけないとパッケージマネージャ? から、最新でなくともきちんとしたパッケージを入れたほうがよさそうだと思い試すも、1.9.2 があるせいかなんだかうまくいかない。ウェブの情報からコンソールで apt-get でやると 1.8.7 をインストールされてしまって、それでは意味がない。

 うーん、なかなか手ごわい。もちろん普段から使い慣れている人にとってはさほど問題なことはないのかもしれないけれど、Windows な環境からくるとさっぱりな感じに。そして、こんなに面倒なの? と思ってしまったり。

 もっとも、それは Windows 用にパッケージしてくださる方がちゃんと使えるように作ってくださっているからこそなわけで、そう思うと改めて感謝の気持ちが。

 結局、これは仕切りなおししたほうが早かろうということで、手持ちの 9.04 をインストールしなおすことに。そしてパッケージマネージャにある Ruby や tcl などもろもろをインストールすることでようやく解決。Ruby/Tk が使えるようになった。

 あるいは PC-BSD のほうが楽かと思ったら、こちらも同様。ports から make を試みても途中でエラーで止まってしまう。tcl をインストールしようとしているのに tcl が見つからないとかなんとか言われてしまっては、いったいどうしろと。(違うのかもしれないけれど)

 PC-UNIX の道はなかなかに険しいです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)
|

ゴシカ

B00017YVC0ゴシカ 特別版 〈2枚組〉 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2004-09-10

by G-Tools

 下手なホラーよりも怖いような。精神科医に精神異常があるといわれてしまった日には、避ける術がないという。

 ところでゴシカってどういう意味?

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

175倍の2

 [ 175倍: つらつらぐさ ]

 なにやらきむらさんに補足されたり、まつもとさんの Twitter 経由があったりでとんでもないアクセスになっている。

 で、やっぱりいろいろ切り分けるべきかなということで、少し試してみた。まず、175 倍遅いとなったのは arton さんがパッケージされた msi なのだけれど、ウィンドウが表示されるまでは時間がかかっているけれど、表示され方のすばやさとか、その後の実行のスムースさは目に見えてすばやい感じ。

 いったん削除して、RubyInstaller 1.9.2-p0 をインストールしてみた。が、このパッケージには Ruby/Tk が入っていない! たまに「Ruby/Tk インストール」で検索がある理由はそういうことだったのかもしれない。Ruby/Tk は標準添付ライブラリという頭があったのだけれど。ということで、手軽な方法としたら arton さんのパッケージから lib/tk 以下をコピーしたり、lib/mswin32* 以下に tcltklib.so をコピーしたりするか、永井さんが作った Ruby/Tk Kit をコピーするかすれば使える。Ruby/Tk Kit であれば Tcl のインストールも不要ではある。

 で、RubyInstaller による Ruby1.9.2-p0 の結果は、ウィンドウが表示されるまで約 4 秒ほど。ただし、多数のウィジェットが描画されていく様子が目で追えるという状況で、このあたりのすばやさは arton さんのパッケージとは雲泥の差。その後の実行でもややカクカクした印象が。(使えないということではまったくない)

 ちなみに CPU は Core i5 430M 2.27GHz、メモリ 2GB、HDD 320GB。アンチウィルスは Avast! Free を使っている。

 ASR1.8.7-p302 でもコンソールを開いたときの時間は瞬時なのだけれど、1.9.2-p0 のはそれにもかなり時間がかかっているので、なにかが起きているのかなあとは思うのだけれど、ほかにそういう方はいるのだろうか?(ということは ruby-list にでも出すべきかしらん)

 ということで、1.9.2 が遅いというわけではないのだと思われ。

#RubyInstaller では Ruby/Tk がないために、ffi-tk とかを入れろという話らしいが、Ruby/Tk で書いたものを require を修正した程度ではうまく動作しないようでもあるので、ちょっと面倒かもしれない。

追記:(10/27)
 コンソールが開かれるまでの時間は、どちらもさほど変わりはありませんでした。どうやら何度も繰り返しているときの”遅い”という印象がそのまま残ってしまっていたようです。ということで、ひとまず取り消し線。また、一応 ruby-list にも出してみましたが、下にいただいたコメントを見ると、どうやら遅くなっている原因は ActiveTcl 側との関係にありそうな気配。理由はさだかではないですけれど。

追記2:(10/27)
 RubyInstaller の結果が比較的よく見えているのは、あるいは Ruby/Tk Kit を使っているせいかも。ActiveTcl ではなくてTcl をパックした(とでもいうのかな) tcltklib.so になっているようなので。

追記3:(10/28)
 RubyInstaller で tk を使うのであれば、Ruby/Tk Kit を使う。他のパッケージからコピーしても動くわけではない。未確認で書いてしまったので取り消しました。

 [ Ruby-1.9.3-RC1がでたので「175倍現象」を再確認してみた: つらつらぐさ ]

| | コメント (7) | トラックバック (0)
|

175倍

 このところ Ruby は 1.9.x を常用しようということで使っているのだけれど、Ruby/Tk で書いたものの実行がなんだか遅いので(というかウィンドウが表示されるまでが遅い)、やたらとウィジェット生成しているせいかなあ、などと思っていた。ところが、ふと 1.8.7 で実行してみたらそれこそ瞬時に表示されて唖然。なにが違うのかと。

 ということで計測してみたら、1.9.2-p0 では 35 秒平均ほど。一方の 1.8.7-p302 では 0.2 秒弱平均。およそ 175 倍。

 これは Windows だからなのか、たまたま自分の環境によっているのか、はたまた ASR とそうでないとの差なんだろうか。ウィンドウ表示されてからの印象は特に変わりはないのだけれど。

 謎です。


#ちなみに「それこそ」の使い方が、最近妙なことになっていはしないかと思っていたりするのですが。

 [ Ruby-1.9.3-RC1がでたので「175倍現象」を再確認してみた: つらつらぐさ ]

| | コメント (0) | トラックバック (1)
|

ここがウィネトカなら、きみはジュディ


4150117764ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
テッド・チャン クリストファー・プリースト リチャード・A・ルポフ ソムトウ・スチャリトクル F・M・バズビイ イアン・ワトスン ロベルト・クアリア ボブ・ショウ ジョージ・アレック・エフィンジャー ロバート・シルヴァーバーグ シオドア・スタージョン デイヴィッド・I・マッスン H・ビーム・パイパー 訳:大森望
早川書房 2010-09-22

by G-Tools

 本が好き!経由で献本していただきました。ありがとうございます。

 今年創元推理文庫から出版されたのはロマンチック時間 SF の傑作選だった。時間をテーマにした SF のイメージとしたらハードよりのタイムパラドックスに挑むか、時間というある種とらえどころのないロマンやファンタジーよりの物語を選ぶかというところかもしれない。その意味で、時間を越えた物語というくくりの作品が多く、ロマンやファンタジーを感じる作品たちが集められていた。

 一方「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」は、もちろんロマンやファンタジーも含めつつ、時間 SF のいくつかのバリエーションから選ばれ、さらにそれぞれのバリエーションの競演を楽しむという趣向になっている。ロマンス系、リプレイ系、タイムトラベル系といった類例から選ばれたそれぞれは実に多彩で、その発想の豊かさには驚かされる。思わず、「その手があったのか」と感じることは間違いなし。

 収められた 13 編はそれぞれに特色を持っているし、それがゆえに好みをわける作品も少なくないかもしれない。正統派からいわゆるおバカ系のはじけた作品まであるので、きっと誰にとってもお気に入りがあるのではないかと。

 中でもお薦めは、テッド・チャンの「商人と錬金術師の門」、イアン・ワトスン&ロベルト・クアリアの「彼らの生涯の最愛の時」、リチャード・A・ルポフの「12:01PM」、そして表題作、F・M・バズビィの「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」の 4 作。

 テッド・チャンはおそらく今もっとも時間 SF で乗っている作家なのかもしれない。時を過去へ未来へと行き来できる不思議な門を利用してつむがれる物語。いくつかのエピソードが語られながら、それらがうまく収束されていく様はまさに圧巻。時は変えることはできないが、時はすでにそこにあるのだというところか。

 「彼らの生涯の最愛の時」は、ようやくにして出会った最愛の女性を求めて時間旅行へと旅立った主人公のたどり着いた先にあったものが、次第に大きな時の連環として見えてくることの美しさ、そして哀しさ。時の持つメビウス的な不思議が印象的。

 「12:01PM」は、世界が 12:01PM から 13:00PM までの繰り返しだけになってしまった世界。一時間が経過すると時は戻り、存在もまたその時点で存在した場所に戻ってしまう。けれども主人公以外はその間の記憶もまたリセットされるので、繰り返されているという意識はまったくない。なぜか主人公だけは記憶が残されているので、なんとか事態を打開しようと目論むのだが。終わりのない繰り返しを、繰り返し続けなければならない苦悩。

 そして、「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」。おそらくしばらく読み進めるまでは、このタイトルの意味するところはさっぱりわからない。その意味がわかると、なるほどそうであるならきみはジュディ以外のなにものでもあるまい、と合点もいく。では、主人公のおかれた境遇では、なにを頼りにすればよいのかとわが身に置き換えてみたら、とてもではないけれどゾッとする設定だ。よくもまあこんな突飛なアイデアを思いついたものだと感心する。

 時間 SF の多彩なバリエーションを存分に堪能できる稀有なアンソロジーになっているのは間違いなく、ファンならずとも必読の一冊といってもいいかもしれない。


 ところでリプレイということでいうと北村薫の「ターン」とかも、主人公が決まった一日を繰り返す物語。もちろん厳密にいうとやや異なる理由ではあるものの、状況の特異性はよく似ている。いや、三部作となっている「スキップ」「ターン」「リセット」が時間をテーマとした魅力あふれる作品。どちらかというとファンタジー系だ。

 同じくファンタジー系時間 SF の旗手といったらジャック・フィニィも忘れてはならないかもしれない。「ゲイルズバーグの春を愛す」、「ふりだしに戻る」、「マリオンの壁」などなど。入念に集められた資料からつむがれるその物語は、なんとも不思議なくらいの現実感を持っていたりする。

 リプレイされる時間のハード SF 的な傑作といって思い出すのは、堀晃の「時間礁」。見覚えのあるような宇宙船を発見し、そこに乗り込んでいくとそこには自分の痕跡が、という作品で、繰り返される一定の時間に科学的な考察を織り込んで、まさしく時間に座礁したというテーマが生きている作品。

 編者の大森望さんも随所に日本人作家の描いた作品をひきあいに出されていたが、今度は日本人作家だけを集めたアンソロジーというのも読んでみたい。そんな気がする。

4101373221ターン (新潮文庫)
北村 薫
新潮社 2000-06

by G-Tools

 映画にもなった。

B000063L0Rターン 特別版 [DVD]
パイオニアLDC 2002-04-25

by G-Tools

4042735010ふりだしに戻る〈上〉 (角川文庫)
ジャック・フィニイ 福島 正実
角川書店 1991-10

by G-Tools


ここがウィネトカなら、きみはジュディ (時間SF傑作選 )
  • テッド・チャン_::_クリストファー・プリースト_::_リチャード・A・ルポフ_::_ソムトウ・スチャリトクル_::_F・M・バズビイ_::_イアン・ワトスン_::_ロベルト・クアリア_::_ボブ・ショウ_::_ジョ
  • 早川書房
  • 987円
Amazonで購入
書評

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

ぼくがとぶ


4834012255ぼくがとぶ (こどものとも傑作集)
ささき まき
福音館書店 1994-01

by G-Tools


 なぜか夢にでてきた。いやまあ持っているし、好きな絵本ではある。しかし、なぜに?

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

天文と気象

 [ オリオン座流星群がピーク、ウェザーニューズが全国7カ所からネット中継 -INTERNET Watch ]

ウェザーニューズによると、21日夜から22日早朝にかけては、北海道で雲が少なく、絶好の観測チャンスとなる見込み。

 と言っているようだけれど、今夜は満月です。流星観測には最悪なんですが、観測したことのある人とかいらっしゃるのだろうか。それとも FM 観測でも推奨されるとか?

 さらに、オリオン群のピークは時間あたり 10 個程度とあまりメジャーなものではないともいい、余計に観測できる可能性は低いのではないかと思われ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

TkRadioButtonのメモ

 Ruby/Tk でラジオボタンを使うためのメモ。

 「Ruby アプリケーションプログラミング」とか、「Ruby を 256+ 倍使うための本 場外乱闘編」とかにあるサンプルを実行すると、少なくとも現状ではちょっと「えっ?」な結果になってしまう。

require 'tk'
x = TkVariable.new()
TkRadioButton.new(nil, 'text' => 'male ', 'variable' => x, 'value' => 'Male').pack
TkRadioButton.new(nil, 'text' => 'female', 'variable' => x, 'value' => 'Female').pack
TkButton.new(nil, 'text' => 'show value', 'command' => proc{p x.value}).pack
Tk.mainloop

 これを実行すると、
Tkradiobutton_test

 となって、どちらも選択された状態になってしまう。初期値を x に与えてないと駄目らしい。ということで、

x = TkVariable.new('Male')

 として実行すると、
Tkradiobutton_test02

 初期値のほうだけチェックされた状態で実行される。

 関連するふたつのラジオボタングループがあって、一方の選択によっては、もう一方の選択肢を制限したいといいうときには、こんな感じに。

require 'tk'
x = TkVariable.new("短大")
y = TkVariable.new("1年")
f1 = TkFrame.new.pack
f2 = TkFrame.new.pack
rb_s = TkRadioButton.new(f1, 'text' => "短大", 'variable' => x, 'value' => "短大").pack('side' => 'left')
rb_l = TkRadioButton.new(f1, 'text' => "大学", 'variable' => x, 'value' => "大学").pack('side' => 'left')
TkRadioButton.new(f2, 'text' => "1年", 'variable' => y, 'value' => "1年").pack('side' => 'left')
TkRadioButton.new(f2, 'text' => "2年", 'variable' => y, 'value' => "2年").pack('side' => 'left')
rb_3 = TkRadioButton.new(f2, 'text' => "3年", 'variable' => y, 'value' => "3年").pack('side' => 'left')
rb_4 = TkRadioButton.new(f2, 'text' => "4年", 'variable' => y, 'value' => "4年").pack('side' => 'left')
rb_3.state('disabled')
rb_4.state('disabled')
rb_s.bind 'Button', proc{ rb_3.state('disabled'); rb_4.state('disabled') }
rb_l.bind 'Button', proc{ rb_3.state('normal'); rb_4.state('normal') }

TkButton.new(nil, 'text' => 'show value', 'command' => proc{p x.value, y.value}).pack
Tk.mainloop

 実行するとこんな感じ。
Tkradiobutton_test03

 実用的な例かといえば微妙ではあるけれど、「短大」を選んだ状態では「3年、4年」は選択できないようになっていて、「大学」(4年制というつもりで)を選ぶと「3年、4年」も選択できるようになる。ただ、再び「短大」に戻したときに、「3年」とか「4年」にチェックは残ったままなので、そのあたりの処理は必要。

 で、現状の悩みは、こうした設定用のウィンドウとかダイアログ表示のウィンドウとかを出している間、それを閉じるまではメインの実行を停止させるにはどうしたらよいのかということ。sleep 使ってもうまく復帰してくれない。手順や方法の問題なのかもしれないけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

予知の余地

 今期のドラマで見ているものが、案外多かったりする。ひとつが TBS 系の「SPEC」。特殊能力というか超能力というか、を扱った刑事物。この手のものは、どうしても面白そうなワードや現象、ガジェットといったものをちりばめすぎてしまって、結局物語としてはどう収拾をつけてよいのか見えないままに突然終わってしまう、というパターンが多かったりするわけで、まだまだそういう意味での不安はあるのだけれど、ひとまずは面白く見られている。

 書道が解決を導くキーになっているのもなかなか面白い発想だし、かならず間違った漢字を書いてしまうと、なにごともなかったかのようにひらがなで書き直すあたりもいい。

 随所に細かなネタを仕込んでいるので、はたしてそれがネタなのかそうでないのかは、判断が難しい。とはいえ、そうしたネタもまた、ネタのままに終わってしまうということもありうるわけで。

 さて、先週放送の第2回。死刑囚が「自分には千里眼の力がある」「天罰をくだす」とか言って警察に挑戦するというのだけれど、PC でデータベースを開いて情報を見ているところで「おや?」と思った。

Spec_101015

 「情状酌量の予知なし」と書かれている(アナログ放送をビデオ録画したので画質がアレですが)。これは、「ネタ」だろうか? と。

 正しく書くなら「情状酌量の余地なし」なんだけれど、特殊能力ものだからということであえて「予知」とシャレてみたのだろうかなあ。あるいは単純に変換ミスに気づかなかっただけなのか。まあ、ネタということにしておいても済まされるドラマではあるけれど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

プレイバック


4150704538プレイバック (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-3))
レイモンド・チャンドラー 清水 俊二
早川書房 1977-08

by G-Tools


 NHK の 10 年先ドラマも無事に放送が終了し、で、ついつい久々にチャンドラーでも再読しようかということで掘り出してくる。が、見事に内容は忘れているなあ。ノートにメモしてないからかなあ。

 ということで、まずは「プレイバック」。いや、これが遺作なんだから「まずは」などというのは妙なものなのだけれど。で、どうもそれまでの作風とは違うとか、いろいろ謎が多い作品だという評価があちこちにあるということで、実際どう違っているかはそれ以前を忘却している以上わからないのだけれど、確かに雰囲気が違うというのは感じる。

 出だしは割りと普通。それが、次第に物語としてきちんと成立して終わってくれるのだろうかと不安になるような展開だったり文章だったり。チャンドラー自身になにか問題でも起きていたのだろうかと疑いをもちたくなるくらいに、なんだか奇妙な印象の物語が続く。

 それでいて結末は割りときちんとしたもので、それなりに終わる。いやまあ、きちんとしているというにはやや難がないわけではないのだけれど、全体の奇妙さを思えばそれでも十分というところに落ち着いている感じ。

 なんともジメッとした感じや、暖かいのか寒いのかわからないような空気を感じる作品。艶っぽい話かと思えば、そうというばかりでもない。さながら夢うつつのプレイバック。これをどう評価したらよいものやら。

 ひとまずは、ほかも再読してみるという方向で。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

ようよう

 [ 【PC Watch】 コンピュータ将棋が女流王将に勝利 ]

ハードウエアは、東京大学クラスターマシンが使用され、Intel Xeon 2.80GHz(4コア) 109台、Intel Xeon 2.40GHz(4コア) 60台、合計169台(676コア)が搭載されている。

ソフトウエアは、国内トップ4プログラムを動かし、その多数決合議法を採用。

 [ [将棋] 決戦当日::更新日記 ]

家内にコンピュータが合議して戦うんだといったら、それはすごい嫌な感じねとのたまわった。169台 676 coresのクラスターマシンを使うと言ったら、怒るんじゃないかと思うね^^;) 大人げないじゃなかった、コンピュータげないか・・・1対1で戦えみたいな^^;)

 まさしくよってたかって袋叩きにしているようなイメージ。「どんな手を使おうと勝ちゃいいんだ、勝ちゃあ」とか言ってそうで、なんだかみっともないようにも思う。あるいは、「ようよう、姉ちゃんよう。茶でも飲みにいかねえかい」っていつの時代のチンピラですか、と。

 逆に言うと、そうまでしなくてはトッププロには勝てないくらいのレベルなのだということなんだろうけれど。

 その意味では、清水さんとしては指しがいのある対戦相手だったというところかもしれないし、卑屈になったりしないで欲しいなと。清水さん好きだしなあ。

 まあ、米長さんとしたら、男性棋士に対戦させるのは不利と思ったのではないかとも。女流はわれわれとは別物だからね、という姑息な計算がありそうで、ちょっと嫌。

 まあ、わたしはボナンザに勝てないような弱さなんだけど。昔強いと思っていたのは、単なる井の中の蛙であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

七色米雨

 しばらくぶりに見に行ったらこんなものが始まったところだなんて、ラッキー。

 [ あぐかる 公式サイト ]

 しっかり変身までして、プリキュアかタイムボカンかという。がんばれ、バラキちゃん!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

うようよ

 ちょっと読む本が切れたあいまを久々に古いコミックなどひっぱりだしてみた。この人の独特の柔らかい線は好きなんだよね。コミカルなところとシリアスなところとがうまく混ぜられていて、重くなりすぎず、かといって軽くもなりすぎず。最近についてはまったく知らないのだけれど、「りびんぐゲーム」のころは連載を読んでいたような記憶も。

 とにかく結婚してしまえば幸せになれるという考えも、結婚後の変化を逐一考えて検討しつくすという考えも、まあどちらが正しいとかではなく、結局正解なんてものはないのだろうなあと。どんなによい結婚をしたように見えても、分かれることはあるし、大丈夫か? と思ったものが、これということもなく続いていて、それでいて別に不幸というわけでもないということだってあるわけだし。

 まあ、唯一言えるとしたら、やっぱり結婚に至る瞬間というのはタイミングという奴だよねと。結婚は勢いだよ、ともいいますし。

 それはともかく。

 機械好きで、機械を見ていたり触っていたりすることさえできれば幸せ、という早苗ちゃんもなかなか素敵。まあ、生き物はいらんてわけではもちろんないけれど。

4091833713結婚しようよ 1 (BIG SPIRITS COMICS)
星里 もちる
小学館 1994-03

by G-Tools


 この商品はどっちが来るのだろう。ちょっと怖い。

B002DEKY84結婚しようよ 全6巻完結(講談社コミックスなかよし) [マーケットプレイス コミックセット]
星里 もちる
小学館

by G-Tools

 こっちかもしれないし。

4063640442結婚しようよ 4 (講談社コミックスなかよし)
水上 航
講談社 2004-03-05

by G-Tools


#ほしさともちる、と読むのだと今頃知った。「ほしざと」だとばかり思っていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

リョサ

 [ [文学] マリオ・バルガス・リョサ::更新日記 ]

 えっと、わたしは名前は知っています。読んだことはないですが。新潮社の「緑の家」とかは一連のシリーズとして棚に見ることができますね。というか、ガルシア・マルケスかバルガス・リョサかなんて感じで名前だけは覚えているという程度ですが。ほかには、イタロ・カルヴィーノとか?

 マルケスの「百年の孤独」は、何度か挑戦するものの、どうにも面白くないので(少なくともその時のわたしにとっては、今違うかどうかはまだわかりませんが)、途中でやめたまま。とはいえ、いずれはまた読みはじめたいとは思っているけれど。「予告された殺人の記録」は読み通したけれど(短編だし)、これをどう評価しろという印象でしかなかったり。ファンの方とか文学者の方には申し訳ないですが。

 せっかくの機会だから、またそろそろ挑戦してみるとしましょうか。

4105090119百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
ガブリエル ガルシア=マルケス Gabriel Garc´ia M´arquez
新潮社 2006-12

by G-Tools
4003279611緑の家(上) (岩波文庫)
M.バルガス=リョサ 木村 榮一
岩波書店 2010-08-20

by G-Tools


 こんな変化球もありますが。

4757214561百年の誤読 海外文学編
岡野 宏文 豊崎 由美
アスペクト 2008-03-04

by G-Tools


 ちなみに黒木本店さんの百年の孤独は確かにおいしい。とはいえ、別にたちばなでもいいよなあ、とも思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

キーボードウェア

 今使っているバイオ E はオーナーメード限定の 14 型なこともあって、キーボードウェアを買ってみた。いまだかつてキーボードにコーヒーだの飲み物類をこぼした経験などないのだけれど、隙間からほこりがはいってしまうのも防げるので長く使う予定としては、うれしいかもしれないと思ったので。

 届いた箱の大きさはちょっと驚きで、amazon の比ではないのだけれど(ぺらぺらのシリコン樹脂というのにノートパソコンが入っているのでは? という巨大な箱。大半はつめものである紙が占めていた)、この薄さ、しなやかさ、それでいてキーボードにぴったりしっくりと合う感覚はやはりちょっと違う。昔のキーボードカバーをイメージしていたので、もっとゴワゴワ感があるのかと思ったのだけれど、まったく別物。これなら違和感なく使える。事実タイピングもまったく変わらずにできているし。

 まあ、多少値段が高いのはやむをえないかと。割引サービスがあるときもあるので、そういうときをねらって買っておいても損はないのでは。該当するバイオノートを使っているのであれば。

 で、購入したことである疑問が氷解した。バイオを購入してからずっと気になっていたのだった。

Vaio_keyboard

 キーボード右側にコンテキストメニューのキーがふたつ並んでいて、「これはいったいなに?」と思っていたら、向かって左側のは ALT が正しいとわかった。そんな状態で出荷されてしまっていたのかあ。チェックしてよw

 ついでに言うと、ホワイトを購入したのだけれど、どうみてもシルバーにしか見えないのだけれど、「こちらホワイトになります」だったのかなあと。まあ、液晶を上位のものにするにはホワイトかブラックしかないので、これがホワイトという位置づけなんだろうなとは思うのだけれど。やっぱりホワイトとはいえないなあ。もっとも、キーボードのあたりはまぎれもないホワイトではあるけれど。

 ま、それで困るわけでもないし、嫌でもないので別にかまわないのではあるけれど。

 キーボードウェア。お薦めです。(14 型の人は、以下を購入しても使えませんので要注意!)

B0038O2FCQソニー(VAIO) Eシリーズ用キーボードウエア ピンク VGP-KBV3/P
ソニー 2010-03-06

by G-Tools

 コスト的には赤系が一番パフォーマンスがよろしいそうで。


 とはいえ紫も捨てがたい。

B0038O2FD0ソニー(VAIO) Eシリーズ用キーボードウエア バイオレット VGP-KBV3/V
ソニー 2010-03-06

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

IF

 「世にも奇妙な物語」が 20 周年ということで、著名な作家による不思議な物語をドラマ化して放送したので、いつになく興味をもってみた。総じていうと、半々くらいな感じでよくもあり、いまひとつでもあり。

 京極夏彦はネタもわかりやすくて、どうもいまひとつな感じ。万城目学はなかなかひねりがきいていてよかった。東野圭吾はさすがといううまさで一番くらいの出来。宮部みゆきはちょっと中途半端に終わってしまった感が。

 そして朱川湊人。ネタとしてはさながらジャック・フィニイの「ゲイルズバーグの春を愛す」所収の「愛の手紙」みたいなもの。古書店のある本にはさまれた栞を通して文通をするが、相手はその本の著者で特攻ですでに亡くなった人だったというもの。

 が、見ていてなんとも気になったのは、いよいよ出撃ですということで最後のメッセージを残すのだが、そこで金木犀の花が咲き始めたと書いていること。Wikipedia によれば、「海軍の神風特別攻撃隊の初出撃は1944年10月21日」とあるし、陸軍についてみても、10 月下旬にフィリピンに到着し出撃そのものは 11 月 7 日だったとある。

 一方で金木犀の花の時期は、9 月から 10 月とされていて、どう考えてみても咲き出した時期に出撃命令がでたというのはちょっと考えにくいかなあと。イフの世界とはいえ、架空戦記というわけではないのだから史実に合わないのはちょっとよろしくない。

 まあ、シチュエーションとしてはそのほうがグッとくるのは確かなのだけれどね。原作は読んでないのでなんともいえないのだけれど、ドラマとしてはそのあたりにちょっと疑問が残ってしまった。

 ちなみに、「ゲイルズバーグの春を愛す」はユーモアと哀愁の漂う、珠玉の名品集です。

4150200262ゲイルズバーグの春を愛す ハヤカワ文庫 FT 26
ジャック・フィニイ 訳:福島 正実
早川書房 1980-11

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

メモ:プリンター

 Windows7 になったことで、これまでのプリンターが使えなくなってしまったので(対応ドライバの提供がない)、新調せずばなるまいということで、たまにあれこれ考えている。特別思い入れのようなものはないのだけれど、EPSON、Canon、Canon ときたので、今回は EPSON にしようかなあなどと思っていた。一応地元企業だし。

 このごろになって後継の新製品が出たので、型落ちしたものでもいいのだけれど、価格などとあわせてもう少し検討しようかなと。そうそう高機能は必要ないし、無線 LAN 環境ではないので有線だけでもよいのだけれど。さて。

 実際 10 年あまりたつので、そろそろ買ってもという時期ではあるのかな。こんなあたりかなというのをちょっとメモ。(そういえば、たださんとかブラザーを買っていたっけか、どれどれ)

B0041N4Z6CEPSON Colorio インクジェット複合機 EP-803A 有線・無線LAN標準搭載 カンタンLEDナビ搭載 前面二段給紙カセット 6色染料インク ブラックモデル
エプソン 2010-09-15

by G-Tools


 型落ちのこっちが少し高いか。

B002PAPR3IEPSON Colorio インクジェット複合機 EP-802A 有線・無線LAN標準搭載 2.5型カラー液晶 前面二段給紙 6色染料インク
エプソン 2009-09-25

by G-Tools


 この程度でもいいか。

B002PAPR3SEPSON Colorio インクジェット複合機 EP-702A 2.5型カラー液晶 6色染料インク
エプソン 2009-10-07

by G-Tools


 新しい方というのもありか。

B0041N4Z80EPSON Colorio インクジェット複合機 EP-703A カンタンLEDナビ搭載 6色染料インク
エプソン 2010-09-15

by G-Tools

 しかし、なんだか最近はスキャナがセットになっているのもあってか、どれも巨大なお弁当箱というか大きくて、でもデザインはあまり変化がないという形に収まってきているなあ。

 これなんか安いなあ。

B004184ZNABROTHER MyMio A4インクジェット複合機 DCP-J715N
ブラザー工業 2010-09-15

by G-Tools

 もう少し調べてみよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

「志向」

 TBS はなまるマーケットにて、いつもと異なるコーナー構成がはじまり、

きょうはいつもと志向を変えて

 と、アナウンサーが読み、テロップが表示される。

 それを言うなら、「趣向を変えて」ではないのかな?

しこう【志向】--する

何かが究極的にそうなることを目ざしていること。
「わが民族の--する所」


しゅこう【趣向】
物事を実行したり作ったりする上の・おもしろい(変わった)アイデア。
「--を凝らす」
新明解国語辞典第4版

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

「発売終了」

 テレビで宝くじの CM があって(純然たる CM ではなくて番組だけど)、そこでオータムジャンボについて触れたときに「売切れ次第発売終了です」と言っていて、なんとなく気持ち悪さが残ってしまった。いや、間違っているというわけでもないのだけれど(厳密なところはちょっと判断がつかないのもあり)、なんだか気持ち悪い感じがしてしまう。

 発売を新明解でひいてみると、

はつばい【発売】--する

(新しい)商品を売り出すこと。「好評--中・新--」

 で、販売だと、

はんばい【販売】--する

商品などを売りさばくこと。「--元」

 微妙な違い。どちらも売るということを表すので、別に間違いってわけでもないけれど、「発売」といったときには発によって「はじめて」とか「起点」といった意味合いがあるのではないかなあと。とはいえ、発売中とはいうのだけれど。

 ただ、その伝でいくと「発売終了」は「売り出すことを終了する」ともとれて、なんとなく「発売中止」にも近いような印象も持ちえるなあと。これが、「販売終了」だと「売ることを終了する」だけで、いままで売っていたけれどここで終わり、という印象かなあと。

 ま、そんなことをあれこれ思ってしまったということで。

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

みさきめぐり

 [ どさにっき ] ときどきの雑記帖 めぐりあい電脳空間篇 経由

 湖めぐりのあたりですが、かつてのわたしは逆ルートといったところでしょうか。阿寒湖、オンネトー、ペンケトー、パンケトー、屈斜路湖(正確には未到達だったか)。自転車ですけど。このあたりはずいぶんと往復したのだったなあ。で、そのまま釧路へ抜けたと。大雪湖脇ではキャンプしたのだけれど、寒すぎて一睡もできなかったっけ。まあ、6 月だったからなあ。無理もないです。

 黒岳登頂は割りと簡単。旭岳は行ってないけれど、天人峡の秋はすばらしいのです。襟裳岬はね、うっかりすると通り過ぎてしまうような。確かになにもない。でも、やはりここはかつてえりも岬ユースがあって、それはそれは恐れられていたのですよね。いや、大変にぎわっていたのですよね。岬めぐりだって、みんなで歌って踊ってしまうのですよね。エプロンライダーの伝説も少なからず。もう廃業してしまいましたけれど。

 北海道三大秘湖の残るひとつは東雲湖。オンネトーは観光バスが入れるということを思うとまったく秘湖ではないのですけれどね。一番美しいですけれど。ペ湖は展望台があるのですね。藪をかきわけてすすめば、湖畔に立つこともできますが(できましたがか?)。やがて湖として存在できなくなるのではといったのは、ペ湖だったか、東雲湖だったか。東雲湖もずいぶんとハイキングしないといけないですが、あの景色も忘れられないものですね。

 独尊の関係については知らないですが、まあ、普通においしいカレーという程度だったかなあ。わたしの印象としては。

 ちなみにフレペの滝(乙女の涙)はこんなところです。

 懐かしいなあ。

B00005NYO8DREAM PRICE 1000 山本コウタロー&ウィークエンド 岬めぐり
山上路夫 山本コウタロー&ウィークエンド ウィークエンド
ソニー・ミュージックハウス 2001-10-11

by G-Tools

 さすがに「さらば流氷」はないなあ。ユーカラまだあるのかなあ。

追記:
 開陽台も当時はなんもなかった。「振り向けば地平線」、民宿地平線ってまだやってるのかな。

#回顧ばっかりだ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »