予知の余地
今期のドラマで見ているものが、案外多かったりする。ひとつが TBS 系の「SPEC」。特殊能力というか超能力というか、を扱った刑事物。この手のものは、どうしても面白そうなワードや現象、ガジェットといったものをちりばめすぎてしまって、結局物語としてはどう収拾をつけてよいのか見えないままに突然終わってしまう、というパターンが多かったりするわけで、まだまだそういう意味での不安はあるのだけれど、ひとまずは面白く見られている。
書道が解決を導くキーになっているのもなかなか面白い発想だし、かならず間違った漢字を書いてしまうと、なにごともなかったかのようにひらがなで書き直すあたりもいい。
随所に細かなネタを仕込んでいるので、はたしてそれがネタなのかそうでないのかは、判断が難しい。とはいえ、そうしたネタもまた、ネタのままに終わってしまうということもありうるわけで。
さて、先週放送の第2回。死刑囚が「自分には千里眼の力がある」「天罰をくだす」とか言って警察に挑戦するというのだけれど、PC でデータベースを開いて情報を見ているところで「おや?」と思った。
「情状酌量の予知なし」と書かれている(アナログ放送をビデオ録画したので画質がアレですが)。これは、「ネタ」だろうか? と。
正しく書くなら「情状酌量の余地なし」なんだけれど、特殊能力ものだからということであえて「予知」とシャレてみたのだろうかなあ。あるいは単純に変換ミスに気づかなかっただけなのか。まあ、ネタということにしておいても済まされるドラマではあるけれど。
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コメント
「SPEC」、私も見てます。
ダラダラせずにポンポン話がすすむところが気に入ってます。
これ↑には気付きませんでした!
(何しろいつも「ながら見」なので^^;)
加湿なのか鯉なのか…いや、過失なのか故意なのか気になりますね。
それにしても「異常に聴覚がいい」っていうのもすごいオチでした。
投稿: tako | 2010.10.19 18:23
最終的なところを思うと不安もあったりはしますが、なかなか面白い作り方をしてますよね。多分、最後まで見ると思います。
どうもそういう瑣末なところに目がいってしまうのは、悪い性分ですね(^^;
きっと、過日の恋なのかと。
投稿: ムムリク | 2010.10.20 11:53