消失
[ 「アマチュア手品師失踪事件」は・・・::更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと ]
いやはや、酷評したのを補足されてしまいました(笑)。実のところ、最初の印象があまりに悪すぎたというのと、もう少しまともな作品なのかと思っていたこととのギャップとが、主たる原因なのかもしれません。
で、当初はもう少しキツイ内容を含んでいたのですが、さすがにそれはまずかろうということで、多少おとなしくしたのですが、読み返してみると、まだまだきついかなあ、とも。
児童文学というにも、これではちょっと子供向けにはできてないし、結局どこをとっても中途半端な印象なのですよね。もっとも、先日の相性の話ではないですが、向き不向きというものはあるのだからと、割り切るくらいしかないのですが。
フーディーニを引き合いに出すなら、もう少しまともな消失マジックに仕上げなくては。初代引田天功みたく泥臭い感じにしたら、それはそれでよかったのかもとか。
後半はそれでもまだ読めたのですが、結末のつけかたは、あまりにも杜撰すぎて、結局ほめることができなかった一冊なのであります。当然、続編を読むことはないです。
なにより、直前に読んだのが「フロスト気質」だったので、違いがあまりに大きすぎたというのも影響しているかもしれませんが。日本においても同様ですが、出版においても粗製乱造が多すぎることが、なによりも問題なんだろうなあ、などと自らを棚にあげて思ってしまったり。
追記:9/6
[ 読むべき本::更新日記 - 日曜プログラマのひとりごと ]
児童文学というのは、テレビドラマ化した場合に子どもが見ても問題ないストーリーという意味。
なるほど。それはあるかも。
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